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【コラム】貪欲にネタを探す市民団体、被害者名特定できなくても 韓国

Global News Asia / 2022年7月27日 6時0分

韓国の国旗

 1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、関東大震災が起きた。ちょうどお昼時だったため、当時の木造づくりの家から上がった火の手は、東京の街を焼き尽くした。

 この日に生まれた人で、今年99歳になる。命を落とさざるを得なかった自力で動ける人々は、生きていたら100歳を軽く超えている。人生100年時代だと言っても、関東大震災をリアルで体験し、生き延び、さらに第二次世界大戦をも生き延びた100歳以上は、どれくらいいるのだろう。これは、あくまでも、日本人体験者だ。

 情報の錯綜する中で、当時は日本人だった朝鮮人の方々に浴びせられた流言飛語。そして、その実数は判明していないけれど、虐殺という、起こってはならないことがあった。そのことを、少なくとも日本人であっても把握している。

 朝鮮人も死んだ。朝鮮人に間違えられた中国人、日本人までも死んだ。けれど、それ以上に、多くの人間が、大震災で死んだのも事実。

 このほど韓国では「関東虐殺100周年追悼事業推進委員会」が発足した。

 「朝鮮人が井戸に毒を撒いた」「朝鮮人が放火した」。

 事実だったかデマだったか。それは、今の日本の人口の大半が大震災を経験していないので、検証のしようがない。地震の被害死という括りでは、どの人種でも国籍でも同じだろうに。

 当時上海にできた大韓民国(まだ大韓民国は樹立していないはずなのに)が、朝鮮人が理不尽に虐殺されたことを世界中に発信したそうだ。

 しかし「日本帝国に責任を問うとか、被害の補償が可能なのか」までは状況が許さなかったから、99年を経た今、委員会が音頭を取るのだそうだ。

 誰が亡くなって、どこに埋められて、遺族が今なにをしているのか。空白の100年を埋めていくという。その上で、国家の責任と被害補償を公に要求する流れだ。

 日本人でさえ、誰が亡くなったのか、どこに埋められたのかわからないというのに、この国は、金を得るためならなんでもするのだな。

 第二次世界大戦の被害補償項目がもう浮かばないから、次に取れるのはなにか。ごちゃごちゃ話されると、被害者の遺族が儲かるから、「死人に口なし」案件を選ぶのか。

 だったら、日本だって、蒙古来襲の被害補償をさせてもらうぞ。

 結局は、委員会のメンバーの肩書が国際的に「立派」だったとしても、金なんだな。
【編集 : fa】

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