【ラオス】ゴールデントライアングルの中国カジノで、人身売買被害
Global News Asia / 2022年8月4日 8時0分
2022年8月、ラオスメディアによるとラオス北部ボーケオにある経済特区内で運営されているカジノで、地元住民が人身売買を含む不法労働を強いられているとして、ラオス当局が一時雇用を停止するよう命令した。
ラオス当局が命令を下したのは、ゴールデントライアングル経済特区内にあり、中国資本によって運営されているキングロマンカジノ。ラオス人の若い女性をカジノで働けると勧誘し、実際にはチャットガールとして、オンラインで男性に株式投資の話を持ちかけていた。女性達は、ノルマを課されて、達成できないと拘束された上で、身体的虐待を受けたり、施設内にある性風俗店で働かせるために売られた。
ラオス北部ボーケオ県ゴールデントライアングル経済特区は、ラオス、ミャンマー、タイとの国境に接するメコン川沿いにあり、中国人向けの観光とギャンブルの中心地となっている。今回ボーケオ県の経済特区管理委員会は、カジノ所有者であるDok Ngiew Kham グループと特区内の取締役会及び各企業に対して通知した。
委員会に報告されている事例は、一線を超えており、雇用主に対してラオス人の雇用について再教育するとしている。地元警察は、経済特区という特殊な地域のために簡単に入り込むことが出ない。そのため、被害届が出された時のみ対応するだが、過去1年間に約500人を超える労働者を救出。その中で約200人が人身売買の被害を受けた女性だった。
【編集 : KK】
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