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【コラム】北朝鮮の罪は、韓国が償う

Global News Asia / 2022年8月9日 7時0分

韓国の国旗

 2022年7月下旬、韓国の裁判所で、かなり画期的な判決が出された。

 事件は、コロナ禍が進行し始めた2020年7月に起こった。川釣りを楽しんでいた家族のところに、地雷が流れて来たのだ。70代の一家の主が触れてしまい、心臓損傷による血胸(胸が血がたまる病)と血心嚢などの障害に見舞われた。

 当初、韓国軍が埋没させた地雷がなんらかの事由で流れて来たと、一家が主張して、裁判は始まった。しかし、国立科学捜査院の判定で、北朝鮮で使われている地雷だと判明した。

 銭に関しては、1ウォンだって出したくない韓国人。裁判所は「北朝鮮軍の地雷であっても、韓国で賠償する」としたのだ。韓国の憲法では、国は国民を危険から保護すべき義務があるとしているからという。

 仮に、この地雷が、最短でも77年前に日本帝国軍が埋めた地雷ならば、このような判決は絶対に出なかったはずだ。この一家の中の最年少が子孫をもうけて、代々賠償を請求する、韓国という国は。国民を危険から保護するのが義務…それ慰安婦問題や徴用工にも適応したらいかがだろう。守り切れなかったわけだから。

 しかし、100%国が悪いとしたわけではない。この川釣りの場所が、釣り禁止区域だったため、賠償金として8000万ウォン(約78万円)は国に納付しなければならない。

 こういう事例を、案外「藪蛇」というのではないだろうか…。国民より、同胞に寛大な国、韓国は今日も元気だ。

【編集 : fa】

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