【コラム】ナイス！ シリ～韓国

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　オッケーGoogleでも、オッケーSiriでも、オッケーアレクサでも、この呼び名を間違えると「私の名前が違います」とか「なにか勘違いしていませんか」と厳しい言葉が返ってくる。音声アシスタントを使いこなすようにして、人間の方が使われているなと感じる一瞬。

　今回は、シリのお話だ。シリは、2011年からアップル社のアイホーンiPhoneやiPod、マックブックなどに搭載されている。音声認識でAI個人秘書になる。冒頭にあげたように、各社いろいろやっているので、「うちは、シリじゃないわ」と言い出す高齢者もいるだろう。意外と、田舎の親、高齢者のお守りをこれらにさせている人もいる。

　さて。シリに「韓国について教えてちょうだい」と言うと、たまらない答えを返してくれるようだ。「韓国は東アジアに位置した地域または、憲法上の国」ここまでは普通だ。「現代史では、韓半島または朝鮮半島の『日本帝国領・朝鮮』を指す言葉」と続く。日本は日本国であって大日本帝国は、敗戦と同時に消滅している(1947年5月3日施行の日本国憲法をもって「日本国」に正式になっている)。その領土？ 植民地？ という認識をシリは、持っていたのか～。日本国憲法をもって、75年前にそんな面倒くさい人種がいる国とは縁が切れているはずだがな～オッケーシリは、言えないよ。

　シリは追い打ちもかけてくれる「近現代史で韓国は、高宗(初代大韓帝国皇帝。なにかと香ばしい話題の李家の方。1919年亡)が樹立した大韓帝国を称する言葉」。ん～二代目は子どもも残さず、亡くなっている。…じゃあ、今現在ある、韓国は、シリの中では存在しないことになるではないか！

　転載は厳禁としているWikipediaを出典としているとアップル社は表明しているが、それは著作権法違反。また、Wikipediaに記載されていることとは違う…いくら2011年時点から変更していなかったにせよ。
　
　オッケーシリではなく、NGシリを調べたのは、韓国のサイバー外交使節団。初期登録から11年して訴えるとは、あまり機能していない団体のようだ。
たまたま「白頭山」を、シリが、中国領としたことから、様々な質問を投げかけて行きついた(白頭山だって、中国と北朝鮮のもので、韓国の領土じゃないけどね、見えるにしても)。

　AIというものが、人間に追いつき越してしまったら、人間は存在しなくてもいい世界になる。このくらいの間違えが、あちこちにあるほど、意外と「まだ人間が必要」ではないだろうか。シリだけでなく、グーグルでもアレクサでも、調べるがよい。
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