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【コラム】夏の活力に、犬鍋! 韓国

Global News Asia / 2022年8月25日 6時0分

鍋 イメージ

 2022年8月。他国の食文化にあれこれ言うのは極力避けたいものだが…犬も猫も、筆者は食べられない(あと、異常繁殖している「きょん」なるジビエも…「八丈島のきょん」を知っているので無理だ。くじらとサメとイルカは大丈夫、食べられる)。

 韓国には、食用として飼育されている犬が50万匹以上(2月現在で、52万1121匹)いるという。国民の半分は、犬食をやめるべきだと声を上げるが、声をあげない半分の国民は食べ続けるとみられる。そこが食文化なのだ。

 食用犬のファームは、1156軒(一軒あたり、約450頭)。販売する犬肉屋は、1666軒。屠殺されて消費される犬は、年間38万8000匹…例えは不適切かもしれないが、若鶏を好む人もいるし、親鶏も出汁を取るなどの需要が多い。好みだから。

 放し飼いでのびのびと、良い餌を与えられて育てられた犬は、販売価格も高いだろうし、特売商品になる犬肉用は、犬自身が犬だと自覚することもない中で生まれ太陽を浴びることもなく化学飼料で成犬にされ出荷されるのだろう…そこも、鶏肉のシステムと変わらない。自国で犬肉を食べる習慣がないけれど、輸出品として外貨が入ってくればと言う国も世界のどこかにはあるだろうし…韓国での食用犬の飼育を禁じても、闇肉(病み肉の場合もある)は流通すると考えられる。

 先進国だと胸を張る韓国では、あくまでも犬を食べない派の国民を選んで、食用犬の是非を問う。答えはもちろん「非(否)」だ。

 世界の食文化に同調して、古来からの食文化がなくなるわけではない。ペットとしている犬は食べない、韓国ではこれしかないのかもしれない(昔の日本では、ペットのウサギやニワトリは、盆暮れのごちそうで、それで鶏肉が食べられなくなった人もいるのだから…)。

 一言、「野蛮」では済まない問題なのかもしれない。
【編集 : fa】

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