【コラム】韓国のピザに新サイズ登場！ お値段は同じ

ピザのイメージ

　ピザは丸いものだと思っていた。が、その自分の認識が間違っていると、韓国人に教えられた思いがする。いや、私は間違っていない。

　ピザ宅配の多くが、フランチャイズ経営だ。コンビニとは違い、大きさや販売するメニューもほぼチェーン店内では同じものを出さなければならない～味については、多少ばらつきはあるかと思う。

　33センチ・Lサイズ:8切れ相当のベーコンポテトピザを注文した韓国人。届いたのは、46センチ・ビックサイズ:12切れ相当…しかも4分の3というイレギュラーサイズ。箱を開けた瞬間、配達の人が落としたか、食べたのかを疑った。支払いは、Lサイズ分払った。サイズで300円ほど違う。…開ける前に、箱がいつものとは違う大きさに気が付かなければならない。もし、丸マンマ入っていたら、300円得しちゃった！ だったであろう。

　本来は店に即通報しなければならない。しかし、今という時代、SNSに投稿した。それに対して心当たりのある店長は、すかさずSNSでリアクションした。作り直すと20分余計にお待たせする、とか、大きいのが届いて「もうしわけない」気分にさせたらいけないとか。

　最初は下手に出ていた。そのうち、私たちはケチじゃないけど、評価(星マーク)が低くてもいいです、とか、大して儲からないピザ屋だから一生懸命作ってもミスはでる。面積としては間違っていないから食べれば？ 、とか。

　商売する側にも、客を選ぶ権利があるとまで言い出した。いやいや、フランチャイズのマニュアルに正しく従っていればこんなことは、起きようもない。そして…消えた4分の1の行方が気になる…それについての回答はない。

　配達のバイクが揺れて、ピザの間隔が開いただけだと思えないのか！ という捨て台詞まで。

　フランチャイズであるから、この店自体はなんらかの制裁を受けるだろう(莫大な違約金を本部に支払わなければならないかも)。

　ただ、同じフランチャイズ自体のイメージが悪くなると言うこともある。

　日本は、丸いピザが届く。店長からSNSで罵倒されない。幸せな国だなと思う。
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