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【コラム】おたくに、エンガチョされる筋合いないわ~ 中国

Global News Asia / 2022年9月24日 7時0分

サル痘ウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 2022年9月、中国本土で初のサル痘患者が見つかった。これを受けて、中国疾病コントロールセンターから「外国人と接触してはいけない」と発表された。

 この3年あまり、そう2019年のクリスマスには世界中の誰もが想像していなかった疫病を最初に出した国は、どこですか。そして、そういう国に、そういうこと言われる筋合いはないですよね。

 かの国は言う。新型コロナウィルス(あえて、武漢肺炎)対策規制と厳格な国境管理のおかげでサル痘を起こすことなく来ていたが、残念ながら一つだけその網を抜けてきてしまった、と。

 見つかったのは、重慶市。罹患者が、中国人なのか外国人なのかは明らかにされてはいない。なのに、なぜ外国人が持ち込んだような言い草。

 「外国人と皮膚と皮膚を接触させてはならない」。国際会議等でも、ハグも握手も見られなくなり、グータッチがかろうじて残っている。それすら、使い捨て手袋を、お付きの者が都度交換するって論理だ。

 確かに、武漢から、得体のしれない疫病が世界各国に飛び散った時に、世界中の人々は、中国人との接触をさけた。それは差別と言うレベルではなく、問題を明らかにせず、都市封鎖でもみ消そうとしたからではないのか。そういう隠蔽体制に対しての自己防衛として、「中国の人とはとりあえず接触しない」だったと思う。

 センター発表の通り「中国人はウィルスではない」、その通りだ。しかし、この3年余りの都市封鎖の事例を見ている限りは、中国人が中国人をウィルス呼ばわりしているように感じる。

 見知らぬ相手や海外から中国に入ったばかりの人間と濃厚接触しない…そんなことは、この3年で当たり前のことになった。使い捨てのトイレットペーパーを使うこと(逆に再利用するトイレットペーパーはどんものか提示してほしい)と、便座を消毒シートで消毒する(すでに当たり前だ)などまで言い出す始末。

 他国の善良な国民をエンガチョする。それは自分に返ってくる。それを学ばない国だ。
【編集 : fa】

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