フィリピンで暮らす困窮邦人を描く第2弾! 粂田剛監督『ベイウォーク』完成! (1)
Global News Asia / 2022年10月4日 12時0分
『ベイウォーク』2022 年/日本/DCP/カラー/90 分監督・撮影・編集:粂田剛 / 音楽:高岡大祐 / 整音監修:浦田和治 / 配給・宣伝:ブライトホース・フィルム / 製作:有象無象プロダクション (C)Uzo Muzo Production
2022年10月4日、フィリピンで暮らす困窮邦人を描く、粂田剛監督の第2弾! 『ベイウォーク』が完成。上映は12月24日から、新宿 K’s cinemaほか全国順次公開することが決定した。
フィリピンの困窮邦人を描いた『なれのはて』には続編があった!? 7年の歳月をかけて撮影されたもうひとつのドキュメンタリーだ。
昨年12月に公開された粂田剛監督『なれのはて』。フィリピンに生きる4人の困窮邦人を描いた本作は、各方面で話題になった。本作は、のべ7年の歳月をかけてフィリピンでカメラを回し続けた粂田監督が、『なれのはて』に収録できなった人物たちにフォーカスを当て再構成した作品。
「世界三大夕日の名所」の一つと言われるマニラ。そんなマニラ市民の憩いの場が、海沿いに整備された遊歩道、ベイウォークだ。夕方までは、海沿いのそぞろ歩きを楽しむ家族連れや、夕日を眺めるカップルたちで賑わう。それが夜になると、どこからかホームレスたちが集まり、ここは彼らの「ねぐら」になる。その中にひとりの日本人がいた。赤塚崇さん58歳。裏稼業で幅を利かせた生活をしていたもののフィリピンで騙されて一文無しに。日中は露店のタバコ売りの手伝い、夜はベイウォークで路上生活をしている。愛嬌のあるその人柄が幸いしてか、フィリピン人に助けられてばかりの毎日を送っている。
一方、ベイウォークにほど近い高層アパートメントに入居した関谷正美さん62歳。日本で年金生活を送っていた関谷さんだったが、楽しい老後を夢見て「呑む・打つ・買う」が歩いてできるフィリピンに移住を決めた。ベランダから海を臨む見晴らしと、自分好みにリフォームした部屋で、第二の人生(セカンドライフ)をスタートさせた関谷さん。しかし、フィリピン人をなかなか信用できない関谷さんは、何をやってもうまくいかない。そのうちに、関谷さんは部屋に閉じこもってしまうようになる。
50歳を過ぎて日本を飛び出し、フィリピンでの生活に夢をみた2人。果たして彼らを待ち受けるものとは。
【編集 : af】
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