【コラム】本物のロマンス詐欺も、他人の写真使用ー中国

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　日本語における「詐欺」は、英語で「スキャム」という。そして「スキャム」は暗号通貨界ではかなり有名な言葉だ～ご興味のある方がお調べください。

　ロマンス詐欺…ロマンス詐欺は世界的に行われているようだ。ネットの時代、会わなくても、見た目に惚れる人もいるからね。

　中国では、ロマンス詐欺を「ロマンススキャム」という。ロマンスと言う名称の暗号通貨が存在したらとんでもないことが起こりそうだが…。

　韓国人の美しい男性(整形美男)の写真を、ネットの世界のどこからか拾ってきて、39人の女性から日本円にして総額1130万円をだまし取った事件に判決が出た。

　日本でも出会い系のサイトが本気を出せば、ロマンス詐欺集団を摘発することができるという証明だ。

　懲役1年6カ月になった30代後半の男は、2016年から2020年の約4年の間に、弁護士や医師など高収入＆ステータス、あるいはバリバリのキャリアを持つビジネスマンに成りすまして、どんどん騙していった。写真は、韓国人男性。おそらく若さと敏腕感が溢れたプロフィールを作成したのだろう。

　本物のロマンス詐欺も、国境なき医師団だったり、パイロットだったりする。時に時間的に無理なのに、両方仕事にしているつわものもいる。

　どこの世の中に、忙しすぎて「出会いがない」から、出会い系を使うセレブがいよう。仕事で忙しすぎると「出会い系」なんかしている暇はない。この論理がわからない者にネットを与えるから詐欺がまかり通ってしまう。

　子ども3人いて妻を働かせている、無職の冴えない中国人でも、女心をくすぐる文章が書ければ(ひな形などネット上に転がっている)、詐欺師になることはできる。ただ、会うとか電話で声を聞かせなければ(いい声の持ち主ならば、逆に活用せよ)いい。あくまでもネット上で甘い言葉をささやく。また、相手に考える余裕を与えないようにマメに(無職ならば、時間はたくさんある)。

　39人目の22歳の女性は、2020年5月に全財産を失って警察に届けた…22歳なら22歳なりの出会いがあっただろうに。

　ロマンス詐欺は、無職の暇人だけの家業ではなさそうだ。2022年8月にも中国人女性が捕まった。29歳、人妻だがモデル…自称か？ 。18人の男性から約4億4300万円をだまし取った。本当のモデルならば、自分の写真でもイケただろうに、もちろん他人の写真。おそらく仮の職業は、(孤児で)国境なき医師団のナースだったりする。
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