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鉄道の日に、JICAによるオンラインセミナー「世界の風-鉄道編-共に次の停車駅へ」開催

Global News Asia / 2022年10月17日 10時30分

タイでの支援実績についての説明中、評価が高かった洪水対策(オンラインセミナーよりスクリーンショット)

 2022年10月14日、日本で鉄道が開業して150周年の記念すべき年の鉄道の日に、JICAとOCED開発センターが共済で、オンラインセミナーを開いた。鉄道や都市交通の現状などについて、タイ、ケニア、セルビア、フランスなど各地からレポート。

 鉄道の日は、明治5年(1872年)10月14日に、新橋-横浜間に最初の鉄道が開通したことから、定められた。今回開催されたオンラインセミナーは、JICA地球ひろばで9月30日から10月14日まで開催されていた「みんなに優しいJICAの鉄道プロジェクト」の最終日と鉄道の日にあわせて行われたもの。

 セミナーの冒頭では、全世界で都市化と人口の都市集中が進んでおり、環境問題とあわせて鉄道はこれからさらに重要度を増していくこと。今後もJICAでは、世界各国で計画策定から建設、運営管理までをそれぞれの国で支援していくことがレポートされた。

 引き続き、タイ、ケニア、セルビア、フランスでの公共交通機関の現状や計画などが報告された。特にタイでは近年、バンコクの都市高速鉄道(MRT:ブルーライン、パープルライン、レッドライン)で、JICAが支援協力した鉄道が多く開業していることもあり、その成果について詳しい説明があった。

 またタイでは、かつて2011年にバンコクが大洪水に見舞われた際に、すでに開業していた地下鉄ブルーラインの駅出入口における洪水対策が、大きな効果を発揮したことなどが、バンコク都民から高く評価されていたことや、その後に開業したパープルラインとレッドラインでも、運行システム管理での支援なども高く評価されていることが報告された。
【取材・編集 : そむちゃい吉田】

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