【コラム】日米韓合同演習の成果を見せたいのかー韓国

韓国イメージ

　今、世界中が不安定な時期に、韓国はいったいなにをしたいのか。そもそも、なにがしたいのか？ はっきりしない国だが、日米韓合同演習が終了したばかりで迂闊な行動をされると、日本もアメリカも巻き込まれる、迷惑な話だ。

　2022年10月13日と14日、韓国は、北朝鮮との軍事境界線近辺海域で、500発以上の砲射撃を繰り返した。14日未明で170発以上、その晩(15日に日付が変わる前)にも、390発以上打った。

　13日は、在韓米軍が軍事境界線南方の射撃禁止区域外で訓練を行っている。禁止区域外と言っても、この時期に韓国軍が、いや政府が米軍を止めることはできなかったのだろうか。

　とりあえず、北朝鮮は、(今現在)声明しか発表していない。相手にする価値はないと思っているとしたいところだが…。「朝鮮半島の緊張を激化させる挑発を黙認はしがたい。徹底的かつ圧倒的な軍事対応を行う」。声明文は、明らかに怒っている。怒っているが、まずはけん制。北朝鮮、大人の対応だ。

　2018年に、南北合意で一切の敵対行為が禁じられた境界区内に、北朝鮮の砲射撃が着弾している。その時は、韓国も、あの38度線の連絡所の通信設備で「守ってください」と告げた。北朝鮮が大好きな文在寅前政権だったので強硬な手段にはでなかった。

　政権は変わった。世界では大きな戦争が相変わらず続いている。国連でも止めることはできない。韓国の政権は代わった。17日から定例の野外機動訓練の予定だ。これで、また北朝鮮を挑発しても、どちらに大きな武器があるのかは世界中が知っている。一緒に合同演習を行っていたとしても他の国を巻き込まないでくれ。そもそも、日本のことは嫌いなら、なおさらだ。
【編集 : fa】