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【コラム】カカオトークが止まり、韓国も止まった

Global News Asia / 2022年10月19日 6時0分

韓国・国家安保室は政府レベルのサイバーセキュリティ・タスクフォースを立ち上げることを決定

 2022年10月、韓国のSNSの中心であるカカオトークが止まった。日が経つにつれて、その被害が徐々に伝わってくるようになった。韓国人がカカオトークにこんなに侵略されているとは…。

 今回のカカオトークが、韓国で使えなくなったことで、カカオトークもLINEも韓国が発祥(ということにしておこう)と知った。カカオトークは韓国で発展し、LINEは日本で発展したものだとはじめてわかった

 日本でも、LINE依存で既読をつけるために離れられない問題があったが、それも落ち着いたようだ。ただ、そんなレベルではなく、韓国でのカカオトークは深刻だ。

 韓国では、生活のほとんどをカカオトークにゆだねているらしい。(LINEにもタクシーを呼ぶ機能があるが、使われているのは首都圏だけだろうか)今回の障害で、カカオトークのタクシー配車アプリも止まった。しかし、カカオトークが使えないのであれば、配車もされない。乗れなかった韓国人はそれなりの方策でしのいだだろうが、配車を受けられなかったドライバーは、多くの損害を受けた。

 ドライバーだけでなく、カカオトークを媒介して商売をしている商売は止まった。

 けれど、カカオトークが無料サービス(無料アプリ)であるだけに、損害賠償を問うことはできないと、弁護士たちは見解を示している。たとえば、火災が起こり、カカオトークで消防署に連絡がつかなかった場合は、いくらか。それでもいくらかの賠償請求だ。

 SNSは、たくさんある。たくさんあるからこそ、一つのアプリ(ツール)に依存してしまうと、生活が立ち行かなくなることは当然想定できた。それでも、韓国人は、カカオトークの新たに出る様々な機能に、どんどん依存していった。仮に15年前とかなら、こういうことは考えならないのではなかっただろうか。

 まだすべてが復活したとは言えない。それでもカカオトークに頼るのか、韓国人の選択力が問われるところだ。
【編集 : fa】

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