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【タイ】タイ税関の知的財産記録システムが稼働

Global News Asia / 2022年10月20日 13時30分

タイ国内での違法コピー商品製造の摘発を伝えるニュース

 2022年10月20日、日本貿易振興機構(JETRO)は、タイ税関は9月末、商品の真贋(しんがん)判定に必要な情報を登録するための「タイ税関知的財産(IPR)記録システム(TCIRs)」を稼働させたことをビジネス短信で伝えている。

 タイ税関が7月27日に出した税関告示第106/2565号「商標権侵害品の輸出入・通過管理に関する告示」に基づき、登録商標や著作権に関する情報の登録を希望する商標権者・著作権者は、同システムを通じて申請することが可能となる。

 また、同告示により、7月29日から商標権者/著作権者/代理人は、登録商標や著作権の情報を税関に提出・登録することで、以下の規定・手続きにより、タイに輸出入・通過する商品の真贋判定を依頼できるようになっている。

 タイでは近年、著作権についての意識が高まりをみてせており、違法コピー製品の取り締まりや楽曲などの演奏についても、プロダクションやメーカーによるチェックが厳しくなっており、プロアマを問わず、許可を得た上で著作権料を支払わないとカバー演奏もできなくなりつつある。また、中国製を中心とした違法コピー製品の流入も後を絶たない中で、知的財産権の保持者であるメーカーなどの権利保護がさらに強化される。
【編集 : KK】

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