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タイ政府による「Friends From Thailand」事業初のタイ人ボランティアが日本で活躍

Global News Asia / 2022年10月25日 12時0分

●前職は何をしていましたか?
「日本の大学を卒業後、横浜で日本の観光広告会社で働きました。そしてタイに戻った後、日本の旅行会社のバンコク支店で働きました。今は、釧路でこのボランティアをしながら、オンラインで日本語教師をやっています。授業中にも生徒によく釧路のことを話しています。」

●活動を通して、なにか発見などありましたか?
「釧路市と阿寒湖にはタイにないものがたくさんあります。観光地、自然、文化、人々など。例えば、きれいな景色の湖、山と森とまりもの守り方、アイヌ文化、阿寒湖の人々の優しさなどです。」

●活動の中でなにか印象的なことなどありましたか?

「釧路にはまだ1か月しかいないですが、印象に残ったことがたくさんあります。一番印象に残ったのはアイヌ文化です。北海道の場所の名前がだいたいアイヌ語からきている事を今まで知らなかったです。また10月10日のまりも祭りの「カムイノミ」というアイヌの神々に祈りを捧げる儀式に参加しました。アイヌの人の信念と生活が魅力があるので、タイ人に知ってほしいと思います。」

●この活動で日本の印象は変わりましたか?

「全体の印象は変わらないですが、釧路の方々は、以前住んでいた横浜の方々より、ゆったり生活し、笑顔が多いと思います。自然が多いからだと思いました。」

●なにか伝えたいことがあればお願いします。

「今回の第1回のFFTなので、私が釧路について学ぶことができ、釧路の方にもタイのマーケットを知っていただくことができると思います。釧路の方も私も0からのスタートで、すぐにタイ人が釧路に来るのは難しいと思いますが、今後タイ人に釧路の魅力をもっと知ってほしいと思います。」

ゲーンさんの「Daisuki Jdrama Plus」はブログのほか、Youtube、Facebook、Twitter、インスタグラムでもアップされている。

 私ごとではあるが、自分自身も阿寒湖には1カ月ほど暮らしていたことがある。また、タイに長く住んでいる経験から、敬虔な仏教徒が多いタイという国の中で、仏教以前からのアミニズム信仰も根強く息づき、多くの山岳民族がそれぞれ多彩な文化を継承している姿を見聞きしてきた。そうしたことからも、多くのタイ人が共感してくれると思う。そして、ゲーンさんの活躍がタイと日本の相互理解と観光振興に少なからず寄与することだろう。
【編集 : そむちゃい吉田】


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