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【コラム】日和見が好きな国連安保理

Global News Asia / 2022年10月25日 15時0分

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 国連とは、なんのために存在するのであろう。たびたび直面する疑問だ。各国が優秀な人材を国連に派遣している。その中でも有能な人財が安保理のメンバーに選ばれ、二度と世界に戦争が起きないように、国と国、人種や国籍を超えて「丁寧な話し合い」を重ねる。それによって「平和」が未来も続いていくために、集まっているのではないだろうか。

 北朝鮮のミサイルは、もう連日飛んでいる。とりあえず、海が汚染されるだけで(それでも、水産資源の被害は確実に起こっている)、どこかの国が炎上してしまうとか人的被害はない。けれど、一つの国がミサイルを飛ばすことは、人道的に許される問題ではない。だから、安保理で話し合わなければならないのではないのか。

 北朝鮮に対しての措置を協議するために、安保理が緊急招集された。しかし、中国とロシアの反対によって、制裁はもちろんのこと糾弾声明の採択すら行われなかった。

 「米韓合同演習を行っていることに、危機感を覚えた国が念のためミサイルを飛ばした、ただし安全は踏まえて」と両国が強く主張した。つまり、どこの国も戦争を想定した演習を行わなければ、各国が軍隊をなくし平和になるという主張に近い。では、今、ロシアは平和なことをしているだろうか。

 では、中国は、もう一つの中国に対してフェアな行動をとっているだろうか。同じ穴の狢である3国は、仲良しですと言う主張ではないのか。それを、なぜ、安保理の他のメンバーは「話し合い」を持って正さないのか、いや正せないのか。

 国連のメンバーも、派遣されている各国の代表も、少なくともとても素晴らしい学歴と履歴の持ち主なのだろう(学歴も履歴もロンダリングはできる)。いじめられたことも、人生で嫌なこともなかったのかもしれない。意外と歴史が苦手で、世界で戦争が起こったことがなかったと思っているかもしれない。

 3国も反対するなら、事を荒立てたくないし…穏便に収めたつもり。いい仕事したな自分! なのか。今日も、ミサイルは飛ぶ。今日は被害国や被害者はいなかったかもしれない。でも、次はわからない。そして、国と国の仲良しと言う「利益」は、一瞬で木っ端微塵になる。

 制裁を強行できないのならば、地球世界の平和を可能にできない国連であるのならば、人件費がかかってしょうがないから解散してしまえ。
【編集 : fa】

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