1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

【もっとすてきなタイへ】思いやりあふれ、やさしい社会〜なぜタイに癒されるのか

Global News Asia / 2022年11月20日 10時0分

 現代のタイにおいても、子どもへの虐待は時折ニュースになっており、社会問題としての認識も高まってきている。また、地方などでは事実婚がまだまだ多く、シングルマザーが多いこともかなり以前から社会問題というより、すでに常態化している。このため、多くの人が田舎の両親や祖父母のもとに子どもを預けているケースが今でも非常に多い。地方では地域社会のコミュニティーが昔とほとんど変わらずに残っていることもあり、同居している家族だけでなく、入れ替わり立ち替わり、近所の人が訪ねてくる。そのたびに子どもとも接するし、出かける時には近所の家に子どもを預かってもらうことも日常的だ。そのように小さな時から家族以外の大人の社会と強制的に関わることで、人との付き合い方や思いやりの心も体得しているのだろう。

 今の日本において、こうした相互扶助的というと堅苦しいが、隣人として、人としての思いやりが失われてはいないだろうか。多くの日本人が癒されると感じるのは、こうした思いやりの気持ち溢れるタイ社会そのものの雰囲気が、そして時に直接に思いやりに接するからではないだろうか。もちろんタイ社会には多くの問題も抱えている。世界最多ともいわれる交通事故による死傷者数。麻薬問題。飲酒などによるDVや貧困の問題もまだまだ解決していない。それでも、ほとんどのタイ人はいつでも、どんな時でも、思いやりの心を忘れることがない。それが仏教の教えに基づくものなのか、社会一般の通念なのかは判別し難いが、それは私たち日本人もかつて持っていた心でもあり、タイに来て癒されたら、ぜひその心をお土産として持ち帰っていただきたい。
【執筆 : そむちゃい吉田】


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください