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【コラム】難民を認める…なにが起こったのかー韓国

Global News Asia / 2022年10月29日 6時0分

韓国イメージ

 韓国の難民認定は、G20の中で一番低く1.3%。とても難しい。少し古くなるが、2019年に難民として韓国で認められたのは、79人に過ぎない。今年、2022年はウクライナ問題も勃発し、地続きで韓国に逃げてきて難民申請した人もいるが、認定ではなく、ビザの延長など滞在期間の緩和措置でお茶を濁している。

 そんな韓国で考えられないことが起こった。

 マレーシア人のトランスジェンダーの女性(生物上、男性として誕生)を難民認定した。10歳の頃から「女性」が自分のアイデンティティとし、15歳からは女性ホルモン投与を受けて来た。人間は心の性と、生きて行く性を選び取ってから生まれるものではない。生き辛かったら、生きやすい方を選ぶべきだとは同情する。豊胸手術もすでに済んでいる。お化粧をし、女性用の洋服を着ている。

 だが、マレーシアはイスラム教の国だ。宗教に沿った法律で形成されている。今から8年前に、女性としてパーティに出ていた際に「イスラム教の男性は公共の場所で女性の格好をすれば処罰」という法律に抵触し、罰金と拘禁が課された。

 その後、彼女は韓国に居を移し、5年前にも難民認定の申請をした。これは受け入れられなかった。ただ、これはニュースにもなった。このままマレーシアに帰国すると、様々な迫害が簡単に想像できる。彼女は再度申請をした。そして、今回の難民認定となった。

 難民を限りなく認めないようにしている韓国で何が起きたのか。彼女は、もちろん希望すれば、生きやすい国に移ることもできるが、韓国で難民として生きて行くのか。

 戦争で逃げざるを得なかった人は難民ではなく、LGBTQは認めるのは…韓国の整形は世界一だよ! という雄たけびだろうか。
【編集 : fa】

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