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【コラム】文在寅前大統領夫人、個人旅行で脚光を浴びる 韓国

Global News Asia / 2022年11月1日 11時0分

タージ・マハル

 大統領の妻は、公人だろうか私人だろうか。首相の妻を私人決定した国もある。もちろん、妻が表には出たくないという強い意志を持っていたり、大統領に何らかの理由で伴侶がいなかった場合、外遊の際に娘が同行する場合もある。

 相手国に着けば、夫人同士や夫のカバーできないレセプションなどに参加など公務も行わなければならないので、やはり、夫が大統領になった時点で、妻も公人であろう。

 韓国の文在寅大統領は、2022年5月9日に任期を全うした。つまり、妻も普通の人になった。しかし、任期が終わりそうな時点から、この夫人にまつわる問題が提示されるようになった。例えば、5年間の公務の際の衣装の費用は、私費なのか公費なのか。スポンサーがついている場合は、その衣装を着て、きちんと返却して、あとは私費です! と胸を張ったが信じている人はかなり少ない。じゃあ、高級ブランドからプレゼントされたアクセサリー類は、大統領夫人という不特定多数の公人が引き継ぐものであって、文夫人がもらったものではないと解釈もできる。

 今問題になっているのは、彼女の目標が「世界一周旅行」と言う案件だ。大統領が外遊と言う公務で他国に行った場合は、一応公務。しかし、大統領が行かない場合、かわりに官僚の誰かを出す。その人が夫人の知っている人で「私も行きたい!」と言ったら、訪問する国としては夫人に「招待状」を出すのがマナーらしい。

 招待状をもらった限りは、その国に着いたら、あいさつ程度はするだろう。ニュースも来ていると報道するであろう。その国の大統領なり首相の妻とのお茶会程度はあるだろう。しかし、王室や皇室がある国に行って招かれることはないだろう。彼女が国を代表しているのではなく、夫がそんな役職なだけだからだ。

 任期満了前に、夫の中東三か国歴訪について行って、ピラミットを満喫した。それも問題になった。国民は一つ一つの旅を検証して、今、2018年にインドに単独で行ったことが問題になっている。この訪問では、夫人が行くことで韓国空軍の飛行機が使用された。この費用が、日本円にして2500万円(お安い旅行会社なら、10万円以下で行けるのにね)。総額4100万円。これらは、国家予算の予備費から出ているが、予備費はコロナ禍になってほぼコロナ関連でしか使われていない。

 夫人は、タージ・マハルも訪れているが、報告書には記載がない。夫人が単独で「夫の代わりに行った」外遊には、報告書から漏れている観光地が多数がる。

 やはり、夫人は、大統領にしても首相にしても、単独の海外訪問は、私人であるのかもしれない。国民は配偶者の旅行欲のための税金は支払うつもりはない。
【編集 : fa】

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