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【コラム】茨城県の子どもたち、うらやましい~

Global News Asia / 2022年11月5日 11時0分

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 2022年11月、今月。茨城県内8市町の小中学校と幼稚園に、台湾バナナが提供される。合計39の小中学校と幼稚園に通う約2万5000人が食べられる。

 うらやましい! 絶対休んじゃダメ! 。

 スーパーでは、特売商品の定番の一つとしてバナナがチラシに掲載されてくるが、それらは、台湾産ではない。完熟とか身体にいいとか、それぞれうたい文句がパッケージに書かれているけれど、台湾バナナではない。

 台湾バナナと出会うためには、都道府県の県庁所在地などいわゆる都会の高級フルーツ店に行かなければならない。ちょっと傷物でご近所のスーパーに並んでいたとしても、1本いくらではない。100gいくらが台湾バナナだ。横に特売が並んでいると、おいしいのだが、台湾バナナに手を出しにくい。

 台湾バナナは、朝のすっきり、に、とてもいい。同じバナナなのに、何かが違う。特にみかけが黒くなった台湾バナナは間違いなくいい。ついでに、スポーツ飲料とワカメ多めサラダだとスルンだ。

 いや、そっちもだけど、味も深みがあって濃くて、うまい。おいしい、美味。

 2019年に茨城県笠間市と台湾の農水省は、食を通じた文化交流の覚書を交わした。その時点で、1万人分が給食で提供された。それが、4年目にして2.5倍に増えた。バナナの他に、パイナップルやマンゴー、ブンタンの交流も行われている。

 バナナの現品だけでなく、台湾バナナを主役にした絵本も贈られてきた。次世代を担う子どもたちに、日本と台湾は昔から仲良しなことを伝えたいと。

 バナナは木に成っている。南国の方々は、それを加熱して食べる。果物として食べるのは主に先進国だ。加熱して食べるバナナは青みがかったものだが、私たちが食べるバナナは、収穫され収納庫で、特殊燻製される。船もバナナを運ぶための専用船だ。30年ほど前までは、日本に向かっての輸送船は2つあったが、老朽化で1つになった。船が一つ減るだけでも、あのおいしい台湾バナナが日本で食べにくくなる。

 とある大きな国が食べないと台湾を排除するのであれば、日本が丸ごと買いますよ! と新しいバナナ輸送船や収納庫を未来に向けて用意してはどうだろう。台湾バナナには、それだけの価値がある。
【編集 : fa】

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