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オリックスとドリームインキュベータ、ベトナムの大手卸し売り企業に出資

Global News Asia / 2014年8月19日 0時56分

オリックスが手がける主な事業・サービス。

 2014年8月15日、オリックス株式会社と株式会社ドリームインキュベータ(以下、DI)は共同で運用する「DIアジア産業ファンド」(以下、DIAIF)において、ベトナムで飲食事業などを手がけるメサ・アジアパシフィック・トレーディングサービス株式会社(以下、MESA)の卸し売り事業部門に出資した、と発表した。

 MESAは1995年に現経営者が創業し、日用品や食品などの卸し売り事業およびレストラン事業を展開している。売り上げの大半を占める卸し売り事業はベトナムで最大級の売り上げ規模を誇り、欧米メーカーのP&GやNestleなどと強固な取引関係を築いている。

 また、ベトナムの小売り市場における売り上げの約80%を占めるとされる小規模店舗のパパママショップ約12万5000店舗との販売ネットワークを構築し、高い経済成長を背景に卸し売り事業の売り上げ規模は直近5年で年平均約15%の増収を果たし、2013年12月期の卸し売り事業の売り上げ高は110億円強を計上した。

 MESAは卸し売り事業を新設する子会社に移管し、DIAIFは当該子会社の株式約22.6%を取得した。

 DIAIFは2010年6月に運営を開始し、ベトナムの成長企業を対象とした日系最大規模の投資ファンド。

 MESAは今回の出資受け入れを機に日系消費財・食品メーカーとの提携を進めていく。

 DIAIFはDIから戦略コンサルタントを派遣し、経営戦略の構築支援を行ない、日系消費財・食品メーカーとの提携を積極的にサポートすることで、MESAの企業価値の向上を目指す。
【編集 : YK】

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