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【コラム】掲載されるのではなく、使われることが大切 韓国

Global News Asia / 2022年11月10日 6時0分

Wikipediaから

 「舟を編む」という映画があった。「 辞書は 言葉 の 海 を渡る 舟 、編集者はその海を渡る舟を編んでいく 」。辞書を編纂していく出版者たちの物語たっだかと思う。

 「韓服=hanbok」が、韓国の市民団体の尽力で、イギリスのオックスフォード大学出版局が出版する辞書に掲載されることになった。

 これは、韓服のようなデザインの服が、今年行われた北京冬季オリンピックで中国の伝統衣装「漢服」として世界に浸透することを防ぐことが大元になっている。

 海外の様々な教科書や百科事典、英語辞典などに「韓服」が正しいものであり、発祥は韓国であると掲載してもらおうとキャンペーンしてきた一つの結果だ。

 韓国自体は、1948年にできたわけで、その前は「朝鮮」だった。さらに、韓国と北朝鮮、中国が入り混じった時代もあり、それを踏まえると、日本の和服のような確実な発祥というものはないように思えるのだが、名前だけでもアピールしたいのであろうか。

 韓国は、オックスフォード大学出版局の辞書が、ペーパーバックなのかネット辞書なのかは、いつもの通り明確にはしていない。

 「世界中の人々、韓国語を学びたいと熱望する外国人が、韓国の歴史や文化に関連する単語に関心を持てるように、辞書に掲載されるべきだ」と市民団体は語る。

 掲載されるより、その言葉が多く使われて、辞書を紐解かなくても理解できることの方が大切ではないかと思うのだが。ちなみに、筆者のパソコンの自動変換では韓服は一発では出て来ない。
【編集 : fa】

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