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【コラム】工事現場の排泄物処理について 韓国

Global News Asia / 2022年11月15日 7時0分

韓国

 億ションを買って、ご満悦だったのに、急に天井が壊れ、得体の知れないポリ袋が降ってきたら…そのポリ袋を開いてみたら、古い排泄物だとしたら。

 筆者の住む田舎には、高さ制限があり、高くて7階までのマンションしかない。住宅地の邸宅工事現場には、移動トイレがあるが、7階建ての工事現場もその移動トイレの数が多いくらいだった。そして、現場の人が、なにか買って、隣接するコンビニのトイレで用を足す感じなので、正直、この韓国の高層億ションについて想像することがかなり難しい。

 韓国では、この夏の台風被害で報道されたように、豪雨が流れ込む1階半がある。低所得者用の住まいだ。その他に、1億円以下の中古物件は存在しないほどの不動産高騰が、同じ国で起こっている。

 階数は、高ければ高い方がいい。また工事はスピーディに行われて新しくできたものを好んで買う。

 スピーディに作るためには、多くの工事関係者を必要とする。工事関係者が人間である限り、トイレは必要。だが、すべての現場にトイレの絶対数が少ない。設置を要望すると、発注者(社)から拒否られると言う。

 日本では、基本、1階に1つは仮設トイレが用意されていると言う(残念ながら見たことがない)。それがない。水分に関しては、人がいてもいなくても、地面に向けて放てばいいが(男性の場合)、固形の場合はそうもいかない。

 25階の造営をしていてもよおすと、1階のトイレまで30分ほどかかるそうだ。故に、人目につかない場所でポリ袋にする。そして、冒頭のように、ある程度出来上がった物の場合、帰りに持って帰ろうと思いながらも(思わないかも)、天井に置き忘れとなる。

 スピーディは、丁寧にイコールする言葉ではない。1億円以上の物件であっても、安普請だ。そりゃあ、天井も、普通に落ちる。その後は、裁判と補償が大好きな国だけに、揉める。

 日本では、繁華街ではないらしいが、コンビニやファミレスなどでトイレを貸してくれる(なにか1品買いましょう)。けれど、韓国では、その施設自体に貸す用のトイレがない。貸す意思があるとしても、あくまでも建前で「貸します」看板の文字がすごく小さい。

 紐解くと、トイレや便所という排泄の専門場がない歴史の方が長い朝鮮半島。先進国と言い張る韓国でも、その習慣はいまだに続く。韓国に行ったら、天井にお気をつけあれ。
【編集 : fa】

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