【コラム】コウノトリの増殖の方が先かな 中国
Global News Asia / 2022年12月21日 6時0分
長く一人っ子政策が続いた中国では今、高齢者層を支える財源になる若年層が不足している。もちろん、長く続いた政策ではあるが、とっくの昔に「一人以上産んでいい」には方向転換されている。そして「出産」というデリケートな問題は、政策で決められて実行させるものではないということも、出産可能年齢層はわかっている。産み育てるのは、国家ではなく、自分たち自身。
ところが、出生率が上がらないことに業を煮やした政府、いや政府と思われる当該局から、「妊娠する努力はしていますか」旨の電話が来ると言う。特に婚姻届けを出して1年以内の新婚夫婦には、1年に4回(四半期)、3カ月ごとに電話をして状況を聞くというものだった。
この事実を書いたSNSはバズった。しかし、数時間後には、1地番最初の物は削除されており、それに続くものも、検閲後にUPされないように仕向けられているのか続報がない。
「妊娠」を把握する必要のある自治体と国家衛生健康委員会は、だんまりを決め込んでいる。
日本では、こういった類の質問や意見はマタハラと呼ばれている。例えば、教員をしている女性は毎年2月頃になると校長室に呼ばれ「今年は、妊娠する予定ありますか」と聞かれる。妊娠する予定があれば、担任には就かせないという意味で、生徒たちの中で性的興味が高まる中学校で主に行われている。
結婚=出産ではない。多くの結果がそうなる方向でも、100%ではない。昔ならば、妊娠しないのは、女性側のせいとされてきた。しかし、昨今は空気中に含まれる物質や食べ物によって、男性側、精子が妊娠させるまで持たないこともわかってきた。
一人っ子政策によって、一人っ子と一人っ子の結婚から一人っ子しか生むことができず、支えるべき親以上世代が多くて、結婚どころではない家庭も多い。
顕微授精など医学的な妊娠も可能になったが、やはり、コウノトリのご機嫌に任せるものではないだろうか。励めと言われて、励まれるほど、人間は野生ではない。
【編集 : fa】
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