【コラム】また大事故をおこさねばいいが 韓国

韓国のイメージ

　2022年、韓国ハロウィンでの惨劇は、まだ冷めやらない。

　そして、2030年の釜山万博誘致のために、BTSのコンサートが無料で行われ、釜山中が韓国人だけでなく世界各国の人で溢れたことも記憶に新しい。

　事故が起きた案件。たまたま事故が起きなかった案件。どうせ若者が集まるんでしょと甘く見て警備が手薄だった案件と自治体をあげて世界にアピールするんだから事故は起こせなかった案件。

　ハロウィンの件を受けて暫定的に延期されていた釜山の花火大会が17日に行われる。釜山の花火大会は3年ぶり、今回で17回目を迎える。

　100万人以上の人が集まるものと予測されている。もう韓国は惨劇など起こせない。大統領的には、すべて政府の責任となにかが起きたらまた言うだろうが…セウォル号のことも解決はしていない。

　警備や安全対策、救急処置ができるなどスキルをもった消防関係者や警察、公務員など4100人が投入される予定だ。それでも人が増えるだけで、かえって混雑を生むのか、いやこの程度の投入では足りない事態になるのか、やはり二択だ。

　見送ってもよいと思える暮れの花火大会だが、世界博覧会誘致に必死な釜山市は、やめるにやめることはできない。これが成功してこそ、ハロウィンもセウォル号も過去のことにできると思っているのかもしれない。

　ステイホームなどコロナのせいで我慢していた人間の「外に出たい」という欲求が悪い方に働かないことを願う。
【編集 : fa】