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【コラム】死因に「がん」はありません、だいたい「心不全」ー韓国

Global News Asia / 2022年12月27日 6時0分

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 韓国で2021年に生まれた子どもたちの予想平均年齢が発表された。「84歳」程度生きるということだ…84年後は、2107年か、22世紀だ。…失礼だが韓国と言う国が存在しているのか甚だ疑問でもある。

 性別で言うと、男性が80.6歳、女性が86.6歳。男女差が6歳あるのは、世界的な傾向かもしれない。妻に先立たれた男性は、お茶飲みの相手もおらず約3年以内(これは妻の死を認識できない重度の認知症でも同じ)に孤独の中旅立つ。女性は、失った後は悲しみで明け暮れるが、3回忌を境に夫がいたことも忘れてイキイキ自分の道を生きる。6年とはそういう差。

 韓国統計庁は、この寿命説に付け加えた。「がんにさえならなければ」。いやいや現代は発がん性物質にあふれている。食べるもの然り、住む場所の健在然り、空気や水などの自然環境然り。韓国の死因として、がんが20.1%、心臓疾患が11%、肺炎8.8%、脳血管疾患7.2%があげられる。単体でもあるだろうし、複合系もあるだろう。そして、治験も完璧でないまま進んでいる新型コロナワクチンの功罪は、この子たちが成長していく過程で判明していく。

 国の発表なのに「がんにさえならなければ」はあまりに無責任なものだ。死亡診断書の原因に「がん」と書かれることは非常にまれだ。天寿を全うしたなと医師が判断した場合、老衰と書かれることもあるが、往々にして、心不全(心臓が止まるから)、多臓器不全(心臓が動いていても他の臓器が機能しない)、脳死(文字通り脳波の停止)などであろう。

 「がん保険」。「がんで死ぬんだから、家族にいくらか残せる」はお門違いだ。死因に「がん」と書かれないからだ。いやいや、大切な家族が板闘病の末死んで、保険金欲しいか…欲しい人もいないことはない。

 いまや、がんは、上手につきあっていけば、一病息災で意外と長生きできる。若年性がんと違い、進行も遅い。

 統計庁は「若いころの生活習慣を適切に保ち、健康診断をきちんと受け、がんにならない環境で生きて『このくらいの寿命』」と表現すべきではないだろうか。
【編集 : fa】

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