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【コラム】2023年のキーワードは、『伴侶犬(猫)』(2)韓国

Global News Asia / 2023年1月7日 7時15分

韓国のクラウドファンディング「Tumblbug」に掲示された2023年卓上カレンダー『あなたと一緒なら』プロジェクトイメージ

 伴侶とは、人間であれば連れ合いであり、パートナー。厳密にいえば、婚姻届けを受理された相手を呼ぶ(事実婚もある時代ではあるが)。韓国では、2023年からは、生き物を飼うのに、飼い主と犬の婚姻届けが必要なんて法律ができてしまうのだろうか。

 昨年末、韓国のマンションの15階から29歳の女性が、犬を放り投げて死に至らしめた。女性は逮捕された。みだりに動物を殺すことは、日本でも法に触れるが…この女性は、伴侶犬を殺した容疑だ。いやいや、伴侶じゃないだろう、伴侶を窓から投げ落とすことはできるか。鳴き声がうるさいとか、言うことをきかないとか、腹立つ~でいらなくなったんだろう。

 愛玩動物は、お金を出して買ってきて、飽きたら捨てればいい。この女性はそのレベルの考えしかなかったと思われる。

 この場合、この突き落とされた犬は、「伴侶犬」と呼ぶことはできない。

 韓国人は、人間同士でも同胞同士でも恨の感情を持つ。自分が静かにしたいときに、吠える犬など恨めしい存在となるのだろう。

 また、年齢からして、インスタなどSNSでいかにかわいがっているか載せたのに、意外とイイネが伸びなかったとか、そんなつまらない理由かもしれない。

 日本では伴侶犬の社団法人も、コロナ禍のどさくさの中できた。いろんな躾方法を学んでもらうことで民間資格を与えることもしている。つまりお金を徴収する営利団体だ。じきに韓国にもできるのだろう、お金になるならば。

 世の中には、ひどいブリーダーがたくさんいる。生まれてから押入れなど真っ暗なところで、主に出産だけをさせられている犬もいる。その檻の中は、排泄物の掃除さえされていない。

 それも、飼い主の伴侶だから、義務なのかと腹立たしく思う。

 伴侶ってなんだろう。人間は人間、犬は犬、動物は動物であり、伴侶にはなれないはず。いやな世の中になってきた。
【編集 : fa】

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