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【コラム】高僧であっても、韓国の宗教業だもん

Global News Asia / 2023年2月10日 6時0分

タイ北部 イメージ

 冬安居。歳時記があるなら開いてみるといい。大体の意味だが、仏教の僧たちが、一定期間同じ場所にそろって修行することを言う。旧暦の10月15日から翌年1月15日までの3カ月(去年だと9月20日から12月21日にまで)。

 一応、修行の場に、女性はいない。僧といっても、いい年齢のおっさんが3カ月も同じ場所で顔を揃えていては息が詰まるとは思う。けれど、その職業を選んだ限り、そのしきたりは守らなければならない。

 韓国のとある寺の冬安居終盤の12月、2人の僧が、タイのチェンマイに遠征し、ゴルフを楽しんでいたと言う。いるのかいないのかわからない下っ端の修行僧ではなく、トップの僧と、最高指導者「方丈」の随行秘書…逆に、上の方と秘書だから、外部との会議とか理由をつければ、何日かいなくても平気なのだろうか。

 この寺院では、女性スキャンダルなどで国民からも注目されている。だから、今のトップももっとスキャンダルを起こさないと、お釈迦様のバチがあたるとでも考えたか。

 韓国のキリスト教が、もうカトリックでもプロテスタントでもなく、日本のキリスト系新興宗教を超えたなんちゃってなように、仏教もまた然りなのかもしれない。袈裟をコスプレにしている感じ。

 韓国は、どの宗教もオリジナルだ。キリスト教だの仏教だの線引きをするのがおかしいくらい独自の方法で信者や檀家を取り入れている。

 ヴァカンスに行くならば…もう冬安居はやらなくっていいんじゃない。貧困で寺に修行に出されている下っ端の学びにもならないし。
【編集 : fa】

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