【もっと素敵なタイへ】変わるバンコク:カオサン通りの騒音を規制へ
Global News Asia / 2023年2月9日 12時30分
2023年2月8日、新型コロナでの入国規制が解かれて以降、カオサン通りには以前のようにバックパッカーらが世界中から集まっている。しかし、通りでは夜毎の大音量で周辺住民からの苦情が増えている。そのため、バンコク都は各店舗に音量を下げるよう改善を要請。守られない店舗については、法的措置を講じる。
バンコク都は周辺住民からの苦情を受けて、カオサン通りで営業している店舗に対して、大音量での営業を規制する。都ではこれまでに、昨年10月に4件、11月に5件、12月に4件、1月に2件の騒音に関する苦情を受けている。そのため、以下の用件を満たすことを店舗側に求めている。
• 音楽演奏などは防音壁と防振壁を施した室内で行うこと。
• 営業時間中の騒音は、90デシベル以下に抑えること。
• 最大音量は110デシベルを超えない。周辺への到達音量は10デシベルを超えないこと。
• 音量は営業時間中も時々下げるなど常に注意を払うこと。
• 店舗外にスピーカーなどを設置してはいけない。
• 騒音計を設置し、従業員や客が常に確認できるようにすること。
バンコク都では、15日間の猶予ののち上記について調査を行う。改善が見られない店舗については、法的措置をとる。
バンコクでは、これまで屋外でのイベントや祭りなどでコンサートが行われた際に、周辺に住宅があってもお構いなしに大音量で行われてきた。しかし、この5〜6年前あたりから、近隣住民から苦情が寄せられるようになった。場合によっては、警察の判断でイベント自体が中止させられることもあるなど、イベントを取り巻く環境は変わってきている。
わたし自身、かつてはイベントに参加しているときでさえ、近くのマンションから眺めている住民たちはどんな気持ちなんだろう? と気になってしまうほどの大音量だった。それが徐々に主催者が音量を自主規制するようになったのを見て、タイも変わってきてしまったんだなと、少し寂しい思いでもあった。その流れが、やっとカオサン通りにも浸透してきたようだ。観光客だからといって、住民の安寧を妨げていい理由はない。そして、周辺のホテルにも我慢を強いられている観光客がいるかもしれないのだから。
【編集 : Ekkachai】
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