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【コラム】韓国人のみの病名「火病」とコロナはどちらが重病か 韓国

Global News Asia / 2023年2月21日 7時0分

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 韓国でも旧正月が、2023年もあった。立春も過ぎた今では、過去のことだが。隣人の国であるぷーさんの国から「春節」は使うなと厳命を言い渡された。それは中国の旧正月の名前であり、無断使用はならぬということだ。国際的にも声明が出された。

 どこの国でもある程度そうだが、盆暮正月の休みに実家に帰る若者は、「結婚はまだ?」「付き合っている人はいないの?」とか言われる。既婚者は「子どもはまだ?」「二人目はまだ?」「子ども多すぎて、生活できているの?」まで踏み込んで来られる。コロナ禍で自由な帰省が叶わずホッとしたこの世代は多いだろう。

 逆に、帰って来られる側、特にお嫁さんと呼ばれる立場の人は、一族が帰ってくるために、布団を干したり食料を買ったり(オードブルや寿司の発注も含む)。帰省中は、自分たちが食べた茶碗すら片付けもしない「大人のお子様」たちのお世話をする。トイレすら、自由に入っている時間はない。帰ったら、また後片付けと、物価高の世の中、今後どこを節約したらいいか電卓をたたく日々になる。帰って来た子どもたちを迎える高齢者たちも帰省した子どもたちからも金銭はだされない。逆に「お小遣いあげて~」だ。

 相容れない2つの人種。帰ってくる側、帰られる側、共にストレスがたまる時期だ。まだ、どちらも、言えた時代は良かった。今は、帰ってくる側にそういう質問はしないようにと配慮がなされている。しかし、帰られる側への配慮が改善したと言う話は聞かない。「盆暮れにしか出さない布団が臭いから、駅前のビジネスホテルに泊まる(から、支払いよろしく)」というストレスは増えた。

 韓国はいいなあ。このストレス、すべて「火病」という言葉で解決ができる。火病が発生すると、韓国人は、どんな好きな趣味でも怒りを解消することはできない。動機や全身痛に蝕まれる。これが進むと、うつ病になると医療関係者は口を揃える。消化不良や摂食障害、ひいては、高血圧や脳卒中にまで至る。

 日本には、火病という病名はないけど…同じようになる。けれど、暮らしの中でなんとか解消していく術がある。いちいち帰省客のしぐさで病気になっていたら生きて行けない。そういうことで病気になると幼児期から親を見て来た人は、結婚しないし。そして、実家がどんどん疎遠になる。

 火病に恨。韓国の家族関係は、帰省の名の下で、すでに破綻していると思われる。火病発病を防ぐなら、天涯孤独でいるがよい…隣人への接触もなしで。
【編集 : fa】

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