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【ラオス】国際協力銀行、関西電力の水力発電所建設計画に融資

Global News Asia / 2014年8月21日 17時34分

ラオスのボリカムサイ県ナムニアップ川および水力発電所の全体図。高さ148メートルのダムとなる。

 2014年8月20日、国際協力銀行(以下、JBIC)は、「海外展開支援融資ファシリティー」の一環として、関西電力株式会社、タイ電力公社(以下、EGAT)傘下企業EGAT International Company Limited、およびラオス政府傘下企業Lao Holding State Enterprise(以下、LHSE)が出資するラオス法人ナムニアップ 1電力会社(以下、NNP1)との間で、ナムニアップ1水力発電プロジェクトを対象に、JBIC分として2億ドル(約200億円)を融資限度とする初のラオス向けプロジェクト・ファイナンスによる貸付契約を締結した、と発表した。

 本プロジェクトは、NNP1がラオス政府との間での事業権契約に基づき、ボリカムサイ県ナムニアップ川において総発電容量290MWのダム式水力発電所を建設・所有・操業し、27年間にわたり、その大半をEGATに対し、一部をラオス電力公社に対し売電するもので、経済成長著しいアセアンにおけるクロスボーダーな案件となる。

 本融資は、融資総額6億4300万ドル相当(約643億円)になる民間金融機関及びアジア開発銀行等との協調融資で、日本企業の海外インフラ事業への参画を金融面から支援する。

 日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献し、再生可能エネルギー源であるラオス国内の豊富な水資源の有効活用を促進することで、CO2排出量の低減も実現できる。
【編集 : YK】

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