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【コラム】安心安全なトイレは韓国から

Global News Asia / 2023年3月12日 6時0分

韓国の大学 WEB から

 すし屋・牛丼屋の迷惑動画ももちろんだが、学校や公共施設のトイレにも盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていて、おちおち安心できない世の中になっている。それが、日本だけなのか全世界規模なのかよくわからないが、なにが楽しいのだろう。認証欲求というDNAがなにかで強く出るような環境になっているのだろうか。

 韓国の大学では、アプリ認証ではじめて入れる女性用トイレが設備された。トイレには、取っ手はない。駅の多目的トイレのような「開く」ボタンもない。トイレのドアの横にあるセンサーにスマホをかざすことではじめて開く。通信会社の「本人確認」を経て、女性であることが証明される。

 守られない男性からは「行き過ぎ」と不満の声が上がっている。「トイレの中にまでカメラがあるわけではないので、女性自身が盗撮カメラを仕掛けるかも」という声も。

 女性からは、切羽ずまった利用の時に、スマホを取り出し認証を受けている時間で間に合わな可能性がある、とも。また、大学の一部のトイレにしかこの機能がないので、いちいち行くのが面倒くさい、とも。確かに。

 女性専用だけでなく、ジェンダーに配慮した「性中立のトイレ」も韓国にはある。一人で入って危険な目に合わないように家族単位で入るトイレも、韓国にはある。

 逆に、飛行機や電車内のトイレのようにオープンフリーで、障害者やジェンダーがまだ完了していない者、授乳などの目的の利用など機能性が充実しているトイレもできている。

 筆者は、老齢の車いす使用の親と多目的トイレを利用することが多い。トイレの立場上、速やかに次の人が利用できるように心がけている。けれど、若年層がカップルで入ってコトに及んでいたり、ハロウィンの着替えのために1時間ほど占有して店員さんの注意もガン無視もある。

 本人認証はある意味、何時何分に何分トイレを利用したという記録が残ってしまうが、韓国人女性の自衛、自分を守るための必要事項かもしれない。

 日本も、犯人検挙だけでなく、トイレの改善に力を入れなければならない。
【編集 : fa】

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