【コラム】中国人がSNSで「失恋日記」を書く理由 恋人の写真や住所も晒す驚きの事実
Global News Asia / 2023年4月13日 6時0分
中国では、SNS(ネット交流サービス)が生活に欠かせない存在だ。最も有名なウェイボー(微博)だけでも6億人以上が利用している。しかし、SNSは恋愛にも影響を与えている。特に失恋したとき、どうするかが問題だ。
中国のSNSでは、失恋した人が自分の感情や相手の情報を赤裸々に投稿することが多い。これを「失恋日記」と呼ぶ人もいる。例えば、以下のような投稿だ。
「失恋第57日目。今日も彼のことを思って泣いた。私は彼に何が悪かったの? 彼は私を愛してくれなかったの?」
「失恋第100日目。彼は私に浮気をした。私は彼の写真やメールやプレゼントを全部捨てた。でも心の中ではまだ彼を許せない。」
「失恋第200日目。彼は私に別れを告げたあと、すぐに新しい彼女と付き合い始めた。私は彼のSNSを見て、彼女と幸せそうに笑っている写真を見た。私は嫉妬と憎しみで胸が痛む。」
涙を流す自撮り写真や悲しみにあふれた文章はもちろん、相手の私的な写真や住所や学校などの個人情報、過去の恋愛話や中絶体験なども晒されることがある。
一方で、別れた相手はブロックすることで一切の連絡を断つ。実際に会ったことがないネット恋愛や国際ロマンス詐欺などでは、本名や住所や電話番号なども知らないまま別れることもある。これを「電子失恋」と呼ぶ人もいる。例えば、以下のような投稿だ。
「電子失恋第1日目。彼は突然私に別れを告げて、SNSも電話もメールも全部ブロックした。私は彼が本当に存在したのかさえ分からない。」
「電子失恋第10日目。彼は私に海外から愛していると言って、お金を送ってくれと頼んだ。私は信じて送ったけど、それ以来音信不通になった。私は騙されたの?」
「電子失恋第30日目。彼は私に結婚しようと言って、指輪の写真を送ってくれた。私は喜んで承諾したけど、その後彼から連絡が来なくなった。私は彼を待ち続けるべき?」
これらの行為は、自分や相手のプライバシーや個人情報を守ることができないだけでなく、心理的なダメージや社会的なトラブルを引き起こす可能性が高い。例えば、以下のような影響が考えられる。
失恋日記を投稿する人は、自分の感情を吐き出すことで一時的に安心するかもしれないが、その後に後悔や恥ずかしさを感じることもある。また、相手や第三者からの批判や嫌がらせにさらされるリスクも高まる。
失恋日記を見る人は、他人の恋愛話に興味を持つかもしれないが、それが本当の幸せにつながるとは限らない。また、自分の恋愛観や価値観に影響されることもある。
電子失恋をする人は、相手との関係が終わったことに気づかないまま、空虚感や孤独感に苦しむこともある。また、相手が詐欺師や犯罪者であった場合、金銭的な被害や法的な問題に巻き込まれることもある。
電子失恋をした人は、相手との関係を清算することができず、新しい恋愛に踏み出すことができないこともある。また、相手に対する未練や復讐心を抱くこともある。
これらの行為は、中国では2023年1月1日から施行されたばかりの「女性の権利保護に関する法律」で初めて禁止された。それでも、中国の女性保護の法整備はまだ十分ではないという声もある。
日本では、このような行為はプライバシーや個人情報の侵害として法律で罰せられる可能性が高い。しかし、日本でもSNSで失恋した人が自分や相手の情報を公開するケースは少なくない。また、「電子失恋」も増えているという。
【編集 : fa】
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