【コラム】子宮体がんの検査、ミサイルより大事? 韓国政府に批判殺到
Global News Asia / 2023年4月14日 6時0分
日本では、それを「子宮体がん」と言う。韓国では「子宮内膜がん」…日本語にすると「子宮内膜症」とあやまった受け取り方などややこしくなるので、この記事は「子宮体がん」で統一する。
韓国で「子宮体がん」の発見率が、この20年間で4倍に増えた。 罹患率が高くなったのではない。昔だってこのくらいの一定数の患者がいた。しかし、子宮体がんはなかなか発見が難しい婦人科がんの一つ。
若年層も罹患する「子宮頸がん」に関しては、自治体主催の検査体制もある。是非は別にして、子宮頸がんワクチンを学生のうちに打たせ予防するという方法が提案されている。
しかし、子宮体がんに関しては、…検査は、子宮頸がんの検査と同時には行われていない。乳がんや卵巣がんなどの既往症があり、また、子宮体がんになりやすいと言われているホルモン系の薬剤の長期使用の場合、子宮頸がんの問診時に「子宮体がんの検査もお願いします」と言わなければしてもらえない。
韓国側の担当課は、生活様式の西欧化を原因の一つだとしているが、そもそも、検査をしない世の中である限り、原因は特定できない。
月経方や不正出血、閉経後の出血などが起こったら、婦人科で検査をと呼びかけるが、他のがんと違い女性は惑う。
子宮頸がんの検査と子宮体がんの検査をセットにすることは、政府として費用的に無理なのか。もちろん女性だけずるいというのならば、男性の前立腺がんの検査を必須にし、イーブンにすればよい。ミサイル買うよりよっぽど、命を救う。
増えたのではなく、発見されることが多くなっただけだ。そこの認識が、韓国、そして、日本ともまだまだ「子宮体がん」に関しては確立できていない。
【編集 : fa】
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