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中国人が驚く! 労働節連休で見せた「列に並ぶマナーが進歩・向上」

Global News Asia / 2023年5月4日 5時15分

中国イメージ

 2023年5月3日、中国の労働節連休が最終日を迎えた。中国政府文化旅行省は、連休中に国内を旅行した人が延べ2億7400万人に達したとの推計を公表した。前年比で70%増え、コロナ禍前の2019年も上回った模様だ。

 今年の労働節は、「ゼロコロナ政策」が終わって初めて迎えた5連休だった。各地の観光地に旅行客が押し寄せ、中国を代表する名山の一つとして知られる黄山(安徽省)では、山中の宿泊施設に入りきれなかった多数の客が公衆トイレで夜を明かしたことなどがSNSで話題になった。

 文化旅行省によると、各地の観光収入も総計で1480億元(約2兆8120億円)に達し、19年の水準を回復したという。万里の長城や上海ディズニーランド、北京のユニバーサル・スタジオなどの人気スポットでは、チケットが入手困難となるほどの盛況ぶりだった。

 このような混雑した場所では、列に並ぶマナーが重要となるが、中国国民は近年この点で大きく進歩している。2010年に開催された上海万博では、列に並ばずに割り込む人や押し合う人が多く見られたが、今ではそのような光景はほとんど見られない。この変化は、政府やメディアの啓発活動や社会的な批判によってもたらされたと考えられる。

 労働節連休は、中国国民にとって久しぶりの息抜きの機会となったが、同時にコロナ禍の現実も見せつけられたと言えるだろう。今後も中国政府は、感染防止と経済回復のバランスを取ることに苦慮することになるかもしれない。
【編集 : LF】

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