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【コラム】生類憐みの令 韓国は現代の徳川綱吉時代

Global News Asia / 2023年5月15日 6時0分

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 伴侶犬…そんな言葉ができるくらいだから、ペット天国をすでに韓国は越したのであろう。

 独身者がアラフォー世代でマンションを買うのは、まだ「かすかな希望」が存在するが、ペットを飼って「〇〇ちゃんのママ(パパ)でちゅよ~」になったら、もう、一生独身でいるんだなと思っていい説が根強くなった。世間に悟られたくない人は、爬虫類や熱帯魚を飼う。

 韓国のコンビニは、基本ペット同伴可だ。一部、盲導犬などの介助犬の類のみ可にしているところでは、「私の家族なのに、そこら辺の動物扱いするなんて許せない」と猛烈抗議を受ける。

 コンビニの店員さんのすべてが、動物が好きなわけはない。とても苦手な人もいる。飼い主からしては家族だが、店員さんからしたらただの噛むかもしれない生き物だ。オーナーからは、怖がるそぶりをしてはいけないと言われている。リードから離れて、ふくらはぎあたりに寄られると、本能で「噛まれる」と冷や汗がでる。

 コンビニばかりではない。看板には明記していないが、くつろげるカフェが、いつの間にかドックカフェに変身していることも珍しくないらしい。居酒屋やホテルも、ペット同伴が当たり前になってきている。例えば、鳴いたとしても、飼い主からしたらそれは、全くうるさくなく、迷惑をかけていない。そう思う方がおかしいのだ。

 山登りにも同伴させる。運動にはなるが、犬や猫もそんなに歩きたくはないだろうに。会社の経営者も、ペットと同伴出勤をする。世話をするのは、社員の仕事だ。そんな仕事、就業規則には存在しない。

 ペットと片時も離れられない人がいる一方で、動物は絶対ダメという人もいる。韓国はその住み分けすらできておらず、これからもペットの権利はますます強力になるだろう。

 そばに置かないと、盗まれて食べられちゃうからかな。
【編集 : fa】

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