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【タイ】24歳日本人御曹司、家裁で「ウソ」=法的な責任は問えるのか?

Global News Asia / 2014年8月26日 20時30分

真相にはなかなかたどり着けない今回の代理出産問題。代理母の中には約130万円の報酬を受け取った人も。こんの騒動にならなければ、善行をしたと思っていた代理母。精神的なショックを受けている人も少なくない。

 2014年8月26日、タイメディア関係者によると、代理出産で生まれた子供の親権を取得するため、日本人男性側は、バンコクの家庭裁判所で、代理出産の事実を隠して、ウソの説明をしていたことが分かった。

 未婚のカップルに子供が生まれた場合、タイでは通常女性が親権を取得する。不自然な代理出産であることを認識していた日本人男性側は、不倫で子供が生まれ、経済的な事情で日本人男性が子供の親権を取ることが、子供の幸福なるというような説明をしたり、代理母の中には、家庭裁判所に同行させられて、「夫がいながら、日本人男性と性的な関係になり妊娠した。夫に知られると大変なことになる。とても育てられない。」と悪女を演じ虚偽の説明をするよう指示されたケースもあった。代理母は、報酬を受け取るために仕方なく対応したという。

 タイの法律では裁判所で、「重要な部分」について作為的に虚偽の説明をした場合は、5年以下の禁錮に相当する。タイ警察の判断次第では、法律違反として立件されることもありそうだ。しかし、日本人男性は、タイ語が話せないため、代理母への指示や裁判所での発言は、全て代理人弁護士を通して行われており、日本人男性が、どこまで代理人と内容を共有していたのかは分からない。

 例えば、日本人男性がタイの法律を全く知らずに、代理出産で誕生した子供を、海外に連れて行くための手続きをしてほしいと、代理人に依頼し、細かな手順について代理人は日本人男性に確認を取ることなく、実行していたとすると、日本人男性は、法律違反との認識はなかったという事になる。その場合、日本人男性に法的な責任を問えるのかどうか、判断がわかれる。

【編集 : 朝日音然】

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