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【コラム】試験なんか受験料収入が欲しいからだけ 韓国

Global News Asia / 2023年6月8日 6時0分

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 資格試験というのは、採点という結論が出なければ、受験者の未来にはつながらない。

 2023年4月下旬から5月上旬にかけて、韓国全土で「技師」と「産業技師」の学科試験が行われた~資格試験というものは、まずこの二つの試験が全く別物と仮定して、一つ一つ全国一斉に同日に行わなければ、初日受験者より最終日受験者のほうが有利になってしまう。まあしかし、ネット社会、試験代行業もいるし、カンニング合格は長い歴史もあるし関係ないのか。そう受験生は15万1797人。

 事件は4月23日にソウル市の会場で行われた609人分の解答用紙で起きた。採点前に、手簡者が破砕、シュレッダーをかけてしまった。本来解答用紙は、所定の封筒に入れられ封印される。そして主管者の金庫に保管される。ところが、意図的なミスなのか、主管者の隣の倉庫に届けられ、何も知らない倉庫所有者によって破砕された。

 この事実に気が付いた、609人分足りないと気が付いたのが5月20日というお粗末さ。

 発覚を恐れた主管者は、609人に個別に連絡を取り、6月1日から4日の都合のいい日に再試験を持ち掛けた。再試験に必要な交通費や食費など金銭的補償でチャラにしようとした。悪いことはできない。あっという間に発覚した。さすが補償と謝罪の国、交通費と食費だけではたりなかったと見える。

 6月の試験は、別問題が用意されるとのこと。難易度を限りなく同レベルにすると発表されたが、それはなかなか何を持って同レベルとするは難しい。破砕された試験が満点だったと自負している人が、新しい問題が全く解けない場合だってある。すると次の試験、資格を得るまでの金銭的件所が必要になってくるだろう。

 こういう時の主管者答弁あるあるで「二度と同じことは起こさない。改善していく」と述べたが、杜撰さの根本は、このような答弁からの脱却ではないだろうか。韓国で改善されることは、おそらくない。
【編集 : fa】

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