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【コラム】恩師というのは、本気で殴ってくれる人は20世紀のお話 韓国

Global News Asia / 2023年6月13日 18時0分

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 ユーミンの「卒業写真」の歌詞の中にある「あなたはときどき遠くで叱って」のあなたは、ユーミンの恩師:美術教諭だという。筆者の中には二人の恩師がいて、二人とも鬼籍に入られたが、男先生には小1でげんこつ食らったし、女先生には人生すべて叱られていた気がする。しかし同じくらい筆者にいいことがあると、親以上に喜んでくれた。

 韓国には「先生の日」がある。今年の先生の日に、尹錫悦大統領が、3人の恩師と、今現場で働いている、選ばれし教員22人を大統領室に招待した。

 62歳の大統領の恩師であれば、ご高齢だ。体が不自由な恩師のために、大統領自ら椅子を引き座らせたという。「鼻たれ小僧にすぎない自分が大統領にまでなれたのは、先生方のおかげだ」とも感謝の辞を述べた。

 怒られること、気合を入れられること、そして卒業してもなお叱り続け気合もいれてくれる。それが、恩師と呼ばれる価値のある教師像。そこに深い愛情がなければできない。

 日本では、教師の感情のまま怒鳴り散らせば…それがどんなにまっとうなことでも、モンペたちが黙っていない。ネットにも晒される。気合入れは、日本においては教師の暴力を指す。児童生徒が教師に対して暴力をふるっても、教師はただ黙って殴られていなければならない。今は先生より、児童生徒・保護者のほうが偉かったりする。

 筆者の友人が教師になった年に受け持ちだった子が、今49歳になり、レギュラー番組をすべてのテレビ局やラジオ局に持つ売れっ子のお笑いコンビの一人だ。卒業アルバムをなにげなく見ていた時発見したそうで、「医者や教師、実業家とか勉強ができていい子だったは今でも付き合いがあるけど、実はそうでない子の方に目を向けるべきだった」と吐露した。恩師って、意外と「俺が教えたんだぜ」って子にばかりしかいないかもしれない。

 だって、昨年からの5年は「俺の教え子大統領」は鉄板トークになるから。恩師も人間。大統領も人間。ウィンウィン。
【編集 : fa】

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