【コラム】白雪姫の継母的写真集じゃないよね？ 韓国

補正後のイメージ

　「鏡よ鏡、この世で一番きれいな女性はだあれ？」。鏡が正直に答えてしまったから、この物語はできちゃったんだよね「白雪姫」。

　一番きれいかそうでないかは、見る人の価値観じゃだめなのかな。そういう意味では、継母は、今のインスタの女王と被るか。

　このほど、韓国のLINEが新商品を出した。本物のスタジオで撮影されたようなフォトアルバムが1000円程度で作ることができる写真館」だ。

　とりえあず、先行バージョンで女性だけターゲットにしている(ジェンダーな時代背景からして、すぐ他バージョンも追いつくとは思うが)。

　LINEは「AI自撮り」という商品もすでに出していて、水彩画チックやファンタジーチックにAIが「私」を作ってくれるものだ。だが「AI写真館」はより実物に近い高品質で作られるという。

　LINEメッセンジャーアプリ内のプロフィール画像に、自分の写真を10～20枚登録する。するとそれをベースに、AIが30枚のプロフィールイメージを自動作成してくれる。ポーズも衣装も違う上半身になる。そう、鏡に映るときのように。

　24時間以内の作成で560円。もっと早くで1120円。プリントアウトして製本会社にオンデマンドで依頼すれば、リアルで配れるが…実物との微細な違いはばれちゃうだろう。LINEというバーチャルな世界で「こんな美しい私なの～」でコミュニケーションするのにはうってつけだ。

　鏡は正直だ「AIがアレンジした、アバター、いやいや、あなた」。だと割られる危険性があるな。

　ただ、AIの多様化は、毒リンゴに限りなく近いかも…ちなみに、日本のLINEでも同じようなサービスを開始しています！
【編集 : fa】