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【コラム】洋服の値段はあってないようなもの・韓国

Global News Asia / 2023年7月31日 6時0分

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 まだ世の中がコロナ禍に入る前に断捨離を始めた。通販で買って袋からも開けていない洋服が、ごみ袋にぎっしりになった。それを近くのリサイクルショップに持っていったら、200円になった。帰りに隣のホームセンターで150円たい焼きを食べた。とても悲しかった。それを友人に話したら、30万円した革ジャンが、そのリサイクルショップで「10円」だったとのこと。たい焼き食べられただけ高価買いとりだったのかな…。

 新品だってお値段が付かない状態(ネットで1枚1枚売っていく手間を惜しまなければある程度は付くが)。試着だとしても袖を通したものなんか、お金を出さないと持っていってはもらえない。

 それは韓国でも同じ。3000円ほどで前年に買ったワンピースが、翌年ほぼ同じ値段でネット売買できたことがニュースになった。そりゃあ、ニュースだ。1年だと大きく流行から離れるわけではない。

 韓国では、洋服だけでなくバックなどファッション用品全般の店頭価格が高騰している。アフターコロナになった今年、店頭価格は4~5倍に跳ね返っている。ワンシーズンで、デザインは変わる。それを着続けるのはちょっと根性がいる。だったら、お値段があってないようなもののネット売買、中古市場で手に入れ、何回か着て、バトンを次の人に渡す。

 それでも、中古市場でも、3000円で買ったものが3000円で売れるってことは、やはり中古市場も値上がりしているということだ。

 一般的なのか、おしゃれさんなのかはわからないが…1か月の衣類費は2万円が韓国の普通らしい。2万円で新品1着買うより、5~6着買えた方がいい。だったら中古市場。大統領夫人も5000円台の通販の服を着ているわけだし。

 筆者はあるときから、ユニクロの赤札、例えば790円のパンツを3か月で穿き倒すことにした。一日8.7円。妥当なコスパだ。夏の間は590円のTシャツを3枚4か月程度で回す。一日14,7円。断捨離まで思い切らなくっても捨てられる(蛇足だが、ちゃんとしたところに着て行ける流行に左右されない服は持っている)。

 リサイクルショップにほぼ出したので、もう千円単位で売れる服はないが…確実にお金が入るなら韓国の市場に出してみようかなとも思った。日本より高く売れるなら。
【編集 : fa】

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