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【コラム】韓国の「ラックス」問題について

Global News Asia / 2023年8月12日 18時30分

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 数日前、「カフェの店長の飲み物に『ラックス』を混ぜた社員」というニュースを見られた方、なにか違和感を持たなかったであろうか。それは、お昼の帯番組に投入されるシャンプーのCM、そう「ラックス、私は美しい」とか「ラックススーパーリッチ」とか。でも、高級品に見えて、詰め替えなどが、田舎のドラックストアーの特売になるあれだ。

 たしかに、あれでも、よく混ぜ混ぜすると、味はおかしくなるし、泡も立つ。もちろん、ストローなどで沈殿するように入れたら、最後の最後にうわっとなるかもしれない。でも、シャンプーはシャンプーだ。もしかしたら、コンディショナーだったのか。

 事件としてはしょぼい。社長とも店長とも呼ばれているから、個人経営のカフェなのだろう。社員と言っても、非正規雇用というかバイトかもしれない。それでもこのカフェで2年間も働いてきた男の犯行だった。人手不足で、皿洗いばかりさせられてきたのが男の不満だ。バリスタになって、ジョージクルーニーのラテアートでも書きたかったのか。仕事内容を変えてくれと訴えてきたが、改善が見られないので、業を煮やした犯行。休憩スペースに置いてあった店長の飲み物に、『ラックス』を入れ、防犯カメラからすぐにばれた。

 店長はすぐ警察に告訴した。男は店長に長文の謝罪のメッセージを送って、罪を免れようとした。けれど解雇だし、警察は動き始めたし…『ラックス』のおかげで踏んだり蹴ったり、これが今現在だ。

 さて。韓国における『ラックス』とは? …掃除用漂白剤…『キッチン〇イター』なのか。いや、もっとたちが悪かった。店長がすぐに気が付いてよかった。私たちが100均やもっと安い漂白効果の劣るもので『〇イター』と呼ぶように、アメリカから来たこの『ラックス』は商品名の短縮であり、シャンプーでもなんでもない。ただ、もっとすごかった。こすらなくっても30分後便器がピカピカになる『ドメ〇ト』に相当する次亜塩素酸…。

 以前、付箋のことを、3Mの本物でなくてもポストイットと書くレベルが、本当は命に係わる次亜塩素酸を、シャンプー? と思わせた韓国マジック。
【編集 : fa】

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