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【フィリピン・セブ】報復目的で8歳少女を誘拐した容疑者、警察に逮捕される「少女は無傷で救出」

Global News Asia / 2023年8月14日 11時15分

セブ・イメージ

 2023年8月10日、マンダウエ市(フィリピン・セブ州)で、8歳のフィリピン系韓国人少女が誘拐される事件があった。容疑者の男は警察に逮捕された。少女は無傷で救出されたが、手足や口をガムテープでぐるぐる巻きにされていたことが分かった。

 フィリピンメディアによると、容疑者の男はゴディフロル・ラマ(32)。少女の家族が借りているアパートの管理人を務めていた。ラマは、被害者の祖父母から物を盗んだとして告発されたことに腹を立て、報復として少女を誘拐したと供述している。

 事件は8月10日の午後に発生。少女は叔母が経営する近くのサリサリ店(ミニ・コンビニ)で飲み物を買うためにアパートを出たが、戻ってきたところ、ラマによって空き部屋に連れ込まれた。ラマは少女をスーツケースに入れてアパートから連れ去った。その様子が防犯カメラに映っていたのだ。

 少女の叔母はすぐに姪を探し始め、近隣の施設に防犯カメラの映像を確認するよう依頼。その結果、ラマが借りていた下宿まで追跡することができた。警察はその下宿で少女を発見し、救出した。事件から約8時間後のスピード解決。

 ラマはメディアインタビューで、少女に危害を加えたり性的暴行をするつもりはなかったと主張。ラマは「私は少女を6時間後に帰すつもりでした。少女に食事を与え、ゲームをさせました」と話した。また、「私は告発によって感じた苦痛を少女の親族に味わってもらいたかっただけです」と述べている。

 警察はラマに薬物検査と身元調査を行い、未解決の刑事事件があるかどうかを調べている。被害者には身体検査と心理検査が行われる予定だ。
【編集 : Eula Casinillo】

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