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フィリピンの地で逞しく歓楽街を作る韓国人

Global News Asia / 2023年8月28日 6時30分

スクール水着が似合うフィリピン人女性(2023年8月26日撮影)

 フィリピンには「アンヘレス」という歓楽街がある。もともとは、タイのパタヤと同じようにアメリカ兵相手の歓楽街という立ち位置だった。時は流れ、今は韓国人が経営する店が9割という様変わりを見せている。(成田からセブパシフィック航空が直行便を運航)

 トップの写真のフィリピン人女性は、21歳。実は既婚。でも、幼く見える、ここが商売をする上で肝心だ。店内接客の時に限るが、スクール水着がさらに幼く演出をしている。マニアには堪えられないコスプレだ。

 ただちょっと困るのは、韓国人経営なのに、店の名前の多くが日本名とも思えるのだ。例えば「侍 SAMURAI」とか…。国際的には信用度の高い日本名に寄せてくるところが、なんだかんだ言っても韓国商法ともいえる。まあ、あちこちにハングル表記もあり、あくまでもまやかしの店名なのかもしれないが。

 ハングル表記があるというのは、フィリピンに滞在している韓国人や旅行で訪れた韓国人をメイン客にしているのだろうか。大変失礼な話で申し訳ないが、フィリピンはいまだ貧しい国だ~その貧しさゆえに、韓国政府は介護や家政婦として、月10万円程度の給与で、フィリピン人の働き手を募る法案を作っている。

 歓楽街の中だって、疑似恋愛は存在する。フィリピン人は人を信じる。最初はお店の客であったとしても、疑似恋愛状態に持って行って外で会おうとする。お金がかからないからだ。韓国人男性は、信用してもらうために堂々と氏名・職業・住所・電話番号を教える。スマホはおそらくフィリピン滞在用であり、嘘ではないが帰国すれば通じなくなるものだ。名前や住所、職業はフェイクだ。疑似恋愛が多すぎて、韓国人が父親なのに、連絡が全く取れないフィリピンの子どもたちが20万人を超えた。フィリピン人のシングルマザーたちは、子どもを育てるために、また韓国人経営のお店に勤め、今度こそはと信じて疑似恋愛をする…。

 アンヘルスは、そんな父親のいない子とシングルマザーたちの出発点でもある。韓国人男性に騙されても、なお韓国人経営のお店で働かなければいけない理不尽。フィリピンの人の心が美しくなければできないことだろう。

 アンヘルスは、浮かんでは消えてまた浮かぶ、フィリピンのディズニーランド建設予定地に隣接している。建設が本格化すれば、歓楽街はふさわしくないので消える。その時に経営者たちは立退料と今後得るかもしれない収益をかさましして得るだろう。

 一説によると、本当の経営者は中国人とも。中国人が胴元で、韓国人が上前はねて、フィリピン人の身も心も搾取していく。

 歓楽街はまたどこかにできるだろう。父親が誰かなんかもう求めないで、フィリピンの父親のない子供たちが貧困の連鎖が断ち切れる時代が来るように切に願う。
【編集 : fa】

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