【コラム】モンペにもほどがある・韓国

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　子どもって、意外と一つの罪を許さないし、その点においては残酷だったりする。でも、正しいことは正しい、不正は不正とはっきり言えるのも子どもならではだ。

　韓国の小学校の児童会の選挙で、副会長が決まった。しかし、小学生の選挙と侮るな、大人の公的な選挙よりも人が少ない分、明らかになる。落選した副会長候補たち6人が、当選した子が選挙規定を破ったことを指摘した。当然、当選は無効。再選挙だ。当選した子にとっては、どの規定を破ったかわからなかったにせよ、6人の児童が指摘するならば、はやくも小4・10歳でズルをしたのだ。

　ところがだ。子供が傷ついたと、母親が「児童虐待」として警察に訴えたのだ。その他にも、児童福祉法違反、公文書偽造、強要・脅迫、名誉棄損でも訴えた。

　母親が大騒ぎしたことで、再選挙でこの子は、見事副会長に当選するのだが…子どもたちも忖度しなければ時代が来たのだろうか。けれど、任期を1年として、この子はお飾りの副会長になり、常にだれかにチェックされ、中学・高校と友達一人できない可能性もある。韓国名物大学受験では、小学校時代・児童会副会長をしましたと書類に書くだろうが…内申書のようなものに真実も書かれてしまう。お母さん、騒ぎ過ぎね。お母さんがこの子の未来を10歳でつぶしたことを自覚しなければならない。

　母親は「当選無効を取り消してほしい」とも学校に求めた。しかし、それは選挙が複数回あって執念で成り上がったと、在校生が覚えている限りなかったことにはできない。

　すると母親は…どこで手に入れたのか、実に恨そのもの。

　校長の過去の人事や学校のクレジットカードの利用内訳など情報公開を求めたのだ。理由は、うちの子を気に入らない校長が不正をでっちあげて落とした、だ。

　気に入らない子でも…会長ならまだしも、添え物の副会長を落とすことはない。新5年生とはいえ、6年ではないので発言権はないから。

　この小学校の職員一同「転校してくれないかな～」と心から願っていることであろう。

　変なお母さんを持って、実に不幸な子どもだ。
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