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【コラム】食物がなくてもブラジャーは必要?

Global News Asia / 2023年9月21日 7時0分

朝鮮中央通信日本語版WEBページから「第13回平壌第1百貨店商品展示会が開幕」

 北朝鮮で、国産ブラジャーがバカ売れしている。…お金はあるのか。お金があっても、食べるものがなくて、買えないのか。

 コロナ禍前(北朝鮮で発病したのは2022年だが)北朝鮮では、中国から輸入した布地で、女性用下着を作っていた。しかし、北朝鮮では発病者がいないにかかわらず、2020年1月には、中国との国境が封鎖されその生地が手に入らなくなった。

 窮すれば通ず。とある業者が、使用されていない生地をかき集めて、国産のブラジャーを作った。
コロナ禍前の北朝鮮のブラジャー事情としては、少しでもおしゃれなものをという女心から北朝鮮女性たちは、中国製のブラジャーをつけていた。つまり、コロナ禍前も北朝鮮製ブラジャーはあったが、外資を稼ぐためのものといったところか(ブラジャーも高級品から、つけられればいいレベルのピンからキリまである。機能性やおしゃれを求めなければ、貧しい国では北朝鮮製ブラジャーでも売れる)。

 ブラジャーの寿命は意外と短い。伸びやほつれを考えなければ、長くつけられるが、ブラジャーとしての機能は果たさない。ノーブラの女性も増えているとは言え、貧しくても女性にとって必須アイテムなのだ。

 国境が封鎖されているうちに、北朝鮮製ブラジャーを売りまくれ。生地を集め始めた業者の思惑はばっちりだった。大ヒットしている。

 今年に入って北朝鮮と中国は、またより親密になり、ブラジャーレベルでも輸入再開は近いだろう。

 この大ヒットは一時のぼろ儲け。北朝鮮的バブルかもしれない。儲けに対して国の目が光らないわけはないのだけれど。
【編集 : fa】

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