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OKWAVE、ウルフパック戦術の標的に?

Global News Asia / 2023年9月18日 5時0分

OKWAVE

 昨年、経営再建を目指して経営陣を一新したOKWAVE(証券コード3808・名証ネクスト)が、ウルフパック戦術の標的にされた疑いが浮上している。

 OKWAVEは、度重なる不祥事を受けて前経営陣の解任を行い、経営再建に取り組んできた。昨年、現社長で創業メンバーの一人でもある杉浦元氏が臨時株主総会招集請求を行い、前社長の福田道夫氏とCFOの野崎正徳氏を解任した。

 その後、OKWAVEは特設注意市場銘柄に指定され、上場廃止の危機的状況を回避しながら経営再建に取り組んできた。しかし、2023年9月28日に予定されている定時株主総会に向けて委任状勧誘が行われていることが明らかになった。

 ウルフパック戦術は、大量保有報告書制度(5%ルール)から逸脱するものであり、市場の健全性を害するものとされている。このような戦術によって企業が標的にされると、当該株主による不当な圧力がかかり、健全なコーポレートガバナンスの崩壊を招く可能性もある。

 OKWAVEは2023年8月28日に債務超過解消を目的としたデット・エクイティ・スワップ(DES)による第三者割当増資を決議したが、これに対して株主である公益財団法人こどもの未来創造基金から差し止めの申立てがあった。また、DESに反対する株主7名がDES開示後に大量の株式を取得したことも注目されている。

 ウルフパック戦術をはじめとする反市場行為は違法行為とされており、企業価値の毀損や健全なコーポレートガバナンスの崩壊を招く可能性がある。公益財団法人こどもの未来創造基金がこのような行為を行っている理由は不明だが、OKWAVEは特設注意市場銘柄として改善期間中であり、今後の動向に注視が必要だ。
【編集 : LF】

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