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【コラム】ペンションで感電! 韓国

Global News Asia / 2023年9月26日 7時0分

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 そのペンションは2020年4月にオープンした。そこで「老朽化した電線」による感電事件が今春起きた。オープンして3年弱で電線が老朽化する可能性は低いから、居抜きで購入して「韓国あるある顔だけ整形」的リフォームをして経営していたと思われる。

 30代の宿泊客がシャワーを浴びていると、なにかビリビリしたものを感じた。それは濡れた手でコンセントなどを触った時のあの不快なビリビリ。最初は自分の体調がおかしいのかと思ったそうだ。だがシャワーを浴びれば浴びるほどビリビリが強くなる。

 この宿泊客がおかしいと感じたのは、正しかった。のちに8週間ものやけど治療が必要な状態になって病院に搬送されている。

 実はこの部屋(ほかの部屋も同様だったが事件が起こらなかっただけ)のビリビリのクレームはこの時に始まったわけではなかった。経営者自身はとっくに知っていた。浴室の電気温水器の電源コードが老朽化して使用不能状態だと。オープンしたものの時はコロナ禍が始まったばかり。閑古鳥が常に鳴いている状況では、専門業者に修理を出す金がもったいない。経営者自身が、電源の配線を切断し、新しい電源コードをつなぎ、その部分を簡単に絶縁テープで巻いた。とりあえずクレームにその都度対応していただけで、他の部屋の確認はしていない杜撰さ。

 おかしいと感じた客がコードをたどっていって、絶縁テープに直接触ってしまい(シャワーで濡れたままで)、感電したという次第。春の出来事だが、ちょっとしたホラーだ。

 裁判が長く続くのを嫌がったのか。金額に満足したのか。治療費199万円と示談金122万円ほどで実刑は免れた。ただ裁判所は事件が起きた部屋及び全室の補修をするようにという勧告は出した。

 感電で命を失ってしまったかもしれないのに、320万円という金額は充分なのか。

 おそらくだが、このペンションは、また転売され新規オープンし、他の部屋だけで営業ってリサイクルされていくような気がする。また感電事件は起きそうな気も。
【編集 : fa】

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