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タイの国際競争力、31位にランクアップ=日本は9位から6位に

Global News Asia / 2014年9月3日 15時49分

タイ軍政は現在、路上販売の適正化として歩行の妨げになっている屋台を取り締まっている。

 2014年9月2日、タイメディアが伝えたところによると、タイの国際競争力は過去4年間、39位、38位、37位と堅調にランクアップしてきたが、今回144の調査対象国中6つ順位を上げて、31位と発表された。長引く政治混乱とは別にタイ経済はあくまでも堅調に伸びている。

 国際調査機関が発表した国際競争力ランキングでは、6年連続で1位となったスイスに続いて、シンガポール、米国、フィンランド、ドイツ、そして日本と続き、香港、オランダ、英国、スウェーデンとなった。

 報告書によれば、日本は前回の9位から3つランクアップしている。アジアの中ではシンガポール、日本、香港がトップ10に入ったほか、中国そしてアセアン5か国が過去12か月に、その競争力を上昇させていると報告している。

 アセアン5か国では、タイが6ランク上昇した他、インドネシアが4ランク、フィリピンが7ランク、ベトナムが2ランク順位を上げたが、マレーシアは5ランク順位を落とした。

 また今回の調査とは直接の関係はないが、タイ軍政は現在、リゾート地プーケットやフアヒンなどでの違法業者の追い出しや、バンコクでは路上屋台への規制強化に取り組んでいる。これまでないがしろにされてきた法律の遵守を求めることと、観光客の利便性に配慮した対外的な処置とも言える処置だ。

 しかし、屋台や路上販売は、独立心旺盛なタイ人たちにとって、小さな資本で始められる商売として、大きな意味を持っている。現在タイ経済界トップのCPグループ会長も一人でここからスタートして財を成した一人だ。

 この規制強化で機会を奪われる市民の反発とタイ経済に与える影響は、今後注視していく必要があるだろう。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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