タイ南部プーケットのタクシー、新メーターで再スタート
Global News Asia / 2014年9月3日 20時8分
2014年9月2日、タイメディアが伝えたところによると、軍政によってかねてから進められてきた南部プーケット島でのタクシーなどの適正化で、新たな適正料金とメーターでの運行が今月よりスタートした。
軍事政権がスタートして間もなく、プーケットではかねてからタクシーマフィアと呼ばれた観光客相手に運賃のボッタクリを繰り返してきたグループの摘発を続けてきた。
これまでどの政権もなし得なかったことでもあったが、軍の絶大な力の前に、あっけないほどに元締めとされた県役人関係者らが摘発された。
そして、地元警察やタクシー業者らとの間で検討が重ねられ、初乗り2キロまで30バーツ(約90円)、その後の15キロまで1キロごとに12バーツ(約36円)、以降1キロごと10バーツ(約30円)とすることで合意された。
プーケット空港からタクシーに乗る場合は、空港使用料としてメーター料金に100バーツ(約300円)が加算される。以上から空港からプーケットタウンのまでは、空港使用料も含めて約400バーツ(約1200円)ほどになる。これまでは600バーツ(約1800円)から800バーツ(約2400円)、ドライバーによっては1000バーツ(約3000円)を要求していた。
さらに、プーケット交通局では、メーターを使わないなどのクレームを1584の電話で受け付ける。訴えられた運転手には罰金が科せられる。
空港からビーチへは、パトンビーチへのバスがすでに予定されているが、カロンビーチへのバスもミニバンサイズでの運行を計画中という。
タイでは、地方にもタクシーメーターと看板を掲げる車両が増えている。しかし、残念なことにメーターを使用するタクシーはほとんどいない。特に南部のサムイ島ではプーケット以上のぼったくり状態がまだ横行しているが、軍政が取り締りに動いているというニュースは見かけない。
政府が不正の追放と法律遵守を求めるのであれば、全国一律に行なっていかなければならないだろう。でなければ、いずれ各所で不満が増大することにもなり、民政化後の政府には、早急な対応が求められている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】
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