タイ軍政、戒厳令を観光地の一部で解除へ=バンコクは継続
Global News Asia / 2014年9月4日 11時29分
2014年9月3日、タイメディアが伝えるところによると、現在の戒厳令を観光地などで限定的に解除することが提案される模様だ。
今年5月22日からタイ全土で施行されている戒厳令だが、反政府的な動きも弱まっていることや、国際的な批判をかわし、観光客の呼び戻しのためにも早晩にも解除するべきとの声は、各界から上がっていた。
ここにきて民政移管のプロセスも始まり、現在の軍政チーフがプラユット首相に金曜日に行なわれる会議の席上で提言するという。
一方で懸念材料がないわけではない。軍部が政権についてからは、それまでのデモや政争は当然なくなったばかりか、犯罪自体も減少傾向にある。これは戒厳令下で犯罪を犯せば、軍部による厳しい扱いが待っていること、さらに綱紀粛正として進めている腐敗撲滅も軍の武力による抑え込みがいい形で効果をあげている。こうしたことから、軍が引いた後に治安の悪化や、再び騒動が持ち上がるのではないかというものだ。
こうしたことを危惧するために限定的な解除という提言になるのだろう。解除の対象とされているのは、北部のチェンマイとチェンライ、西部のラチャブリーとカンチャナブリー、東部のチョンブリーとラヨーンと、南部の一部観光地と報道されているが、プーケットやサムイ島なども含まれると思われる。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】
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